川ちゃん農園だより 樹齢700年といわれる黄大銀杏と坂東十番札所岩殿観音本堂

農家の遊休土地をお借りしてはじめたものです。カメラも趣味ですので四季の移り変わりを記録して行きたいと思います。
  

近隣の友の死<惜別の唄>

2017-01-29 20:38:43 | エッセイ風
 この山里の地に移り住んで20年、ときの過ぎるものは早い、20世帯の里山ぐらし、定年して18年になる。野菜作りにに精を出して、小さいながら直売小屋も出している。
 そんな中、前には奥さんが乳がんで亡くしたした方もおられる。
 がしかし同じ班での引っ越しした当時からお世話になった旦那さん、畑でもとなりで一緒にやっていた方がこの度、幹細胞糖尿病が原因で他界した。
 けさ亡くなった知らせを受け、突然の知らせで驚いた。早速に線香をたむけにおとずれた。奥さんにお悔やみの言葉を述べ、死顔をみる、やさしい穏やかな顔をしている。1週間余りの入院のうちの急変であるとのこと。
 その先に糖尿病での医師会病院に入られたときには見舞いに伺ったこともある。当時から酒好きな方である。
 奥さんの言によると長患いで家族に迷惑を掛けたくないとのこころ遣いであろうとおっしゃっておられた。
  
 しめやかに午夕飯、酎ハイで友を送る、わたしの不器用なピアノの葬送曲は、蛍の光・家路と思いつき奏でてみる、友を送る好きなメロデイは、私の愛唱歌である惜別の唄です。
 
 !遠き別れに耐えかねて この高殿に昇るかな 悲しむなかれわが友よ 旅の衣を整えよ!
 島崎藤村の唄を奏でる、E♭メージャー、♭が三つのカサね、物静かなメロデイである。終わりまで通して弾けるように三度ばかり奏でる、自身泣けてきた。 
  明後日が通夜で明々後日には荼毘にふされる運命ににある。
 <いわどの山荘主人> 

<きょう庭の蝋梅>