「喜寿」に思う・・、エッセイ風
中国唐代の詩人、杜甫の有名な漢詩「曲江詩」の一節に「人生70年古代稀なり」とある、平成21年(2009年)1月24日から古希人生を過ごしてきた。
40年間のサラリーマン生活を終えて、住むだけの家がある年金暮らしである。
うちのカミさんの生き方は、人生に興味・関心のある時期に投資をしたいとのことで、生きている間の投資をモットーにしている。わたしもその刺激に乗っている。
従って貯えはない・・・、少々の現金と葬式代のみである。
わたしの老後の生きがいは、野菜作り、私のブログのタイトルにあるように、農家の遊休土地5畝(150坪)程を借りて耕しはじめたことです。蒔いた種に芽が出てそれが青々と育ってくれることが一番の楽しみです。
2番目の生きがいは、季節の移り変わりを撮る写真取材によるブログ日記の投稿です。
「川ちゃん農園だより 自然のままに」と題して野菜作りから四季の話題を通じてブログ仲間との交流が楽しみ、励みになっております。
3番目生きがいはピアノでほろ酔い加減での懐かしのメロディーの演奏です、童謡「里の秋」「赤とんぼ」「知床旅情」など暗譜できるものです。
わたしの生まれた日は、昭和14年1月24日である、朝日新聞の「天声人語思い出のアルバム」を取り寄せたところ、今までに発行された新聞のコピーを送ってくれることで、わたしの生まれた日の新聞コピーを送ってもらった。
その日の政治記事は読み取れないが、「近衛公登院せずとか、第三国の経済活動、排斥の意なし、外相答弁、貴院本会議と平沼首相、有田外相の写真が」掲載してある。
広告には題字下の王酒「千福」芝電五九一三、「太田胃散」健康は健胃から、「主婦之友」難病を治す、お灸と薬草二月特大号 特価七十銭と右から読みの、今でも多く知られている広告である。
後期高齢者<75歳>となる、<2014.1.24>自動車運転免許証認知症テスト制度が入る。
75歳までの医療保険は市区町村の家族単位の国民健康保険でカバーされていたのですが、75歳からは都道府県単位の「後期高齢者医療広域連合」の運営となる。
<病院への治療費のほか、葬祭費5万円が葬祭を行った人へ支給される。>
喜寿の誕生日を経た今日、日本の総人口に占める65歳以上の人口(高齢化率)25%を超えた現在、この年寄りの生きざまである。誰でも1年経てば一つ年を取る、
資生堂の名誉会長は化粧品会社の社会貢献は、人間が心も身体も美しく穏やかに生活することではないか、「サクセスフルエイジング=美しく年を重ねる」という考えを提唱したそうです。人が年をとることは避けられない、そうであれば、年齢を重ねても健康を保ち、ビンテージワインやアンテイーク家具の様に年相応に熟成して味わいと魅力を増す人間のあり方はないものかと・・、まさに味わいのある言葉だとわたしは思う。
先の知れない命、前を向いて生きて行きたいと思う。
<いわどの山荘主人>
<けさ撮り自画像>