キマグレ競馬・備忘録

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指揮者・小澤征爾氏死去

2024年02月10日 | Music & Movie
世界的な指揮者、小澤征爾さんが亡くなりました。
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小澤征爾さん死去 88歳「世界のオザワ」の訃報に国内外で追悼
海外の名だたるオーケストラで活躍し、「世界のオザワ」と評された指揮者の小澤征爾さんが今月6日、都内の自宅で心不全のため亡くなりました。88歳でした。訃報は国内外で報じられ、親交のあった人などが哀悼の意を表しています。
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昨日のトップニュースで彼の死去を知って大変驚きました。でも病気を患っていたので、いつかこの日が来るとは思っていました。
小澤さんは、長きに渡って日本のクラシック音楽界を牽引してきた人物で、彼の著書、対談本を何冊か読んだことがあります。音楽への情熱と強い意志を持ち、演奏には厳しいけれど、他人には気さくに振舞い、誰からも好かれる素晴らしい指揮者だったと思います。
私も一度だけ小澤さんの指揮を見た事があります。高校生の頃(1980年頃)、彼が指揮する新日本フィルのコンサートに行きました。確かベートーヴェンの「運命」の演奏だったと思います。この頃は、鹿児島に有名な指揮者が来ることが珍しく、高校生の少ない小遣いで買えたのは、指揮台の直下の最前列の席でした。音楽を聴くにはイマイチの席でしたが、憧れの小澤征爾さんを真近で見ることができて(直線で4,5mくらいのところ)とても感激しました。ただ演奏が始まると、曲の合間に「スー、スー」という音が聞こえてきて、何の音かと思ったら、小沢さんの鼻息の音でした。それに気付いてからは、演奏は全く耳に入らず、彼の鼻息の音ばかり聴いた記憶があります。彼の鼻息は、私の若い頃の記憶に強烈に?残っています。(^^;)
そんな鼻息の荒かった小澤さんも、歳と共に貫禄が出てきて温和な感じになり、ウィーンフィルの総監督になった頃には「巨匠」と呼ばれるようになりました。カラヤン、バーンスタインという超有名な巨匠の後継者として認知されると、私のようなクラシックファンには手が届かない(チケットが買えない)生で聴く機会が無い、遠い存在になってしまったような気がします。
現在、私の手元にある小澤さんのCDは、シューベルトの「未完成交響曲」1枚のみです。今晩はこれを聴いて、素晴らしい音楽人生を送った彼の冥福を祈りたいと思います。

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