世界最高齢プログラマーとして知られている若宮正子さんのエッセイ。
これまでの自身の生き方を振り返りながら、老後の学びについて指南する。著者の基本姿勢は、何事にもチャレンジすること、好奇心を持つこと。年齢が何歳であれ、学ぶ気持ちが重要ということのようだ。タイトルを見て、独学のノウハウ本と思っていたが中身は自伝に近い。著者がこの歳(83歳)までにどのようなことをやってきたかを紹介しており、独学のノウハウ的な事はあまり書かれていない。どちらかと言えば、自身の学習体験談 のような感じがした。著者が老後にプログラミングを始めたと聞いて凄いと思ったけれど、実は若い頃から読書が好きで、海外旅行に親しみ、仕事は大手都市銀行の管理職を務め、英語は英検準一級、人との付き合いも上手く、もともとベースになる素養はあったのだと思う。一般家庭の主婦ではない。
これまでの自身の生き方を振り返りながら、老後の学びについて指南する。著者の基本姿勢は、何事にもチャレンジすること、好奇心を持つこと。年齢が何歳であれ、学ぶ気持ちが重要ということのようだ。タイトルを見て、独学のノウハウ本と思っていたが中身は自伝に近い。著者がこの歳(83歳)までにどのようなことをやってきたかを紹介しており、独学のノウハウ的な事はあまり書かれていない。どちらかと言えば、自身の学習体験談 のような感じがした。著者が老後にプログラミングを始めたと聞いて凄いと思ったけれど、実は若い頃から読書が好きで、海外旅行に親しみ、仕事は大手都市銀行の管理職を務め、英語は英検準一級、人との付き合いも上手く、もともとベースになる素養はあったのだと思う。一般家庭の主婦ではない。
著者の学び方は、知らない事は人に聞く、それを基に自分でやってみるという方法で「独学」と言うより「独習」に近い。また、「人・本・旅」に学ぶことが重要として、自身のエピソードを交えながら推奨しているけれど、若い人ならともかく、高齢者には厳しい言葉だ。(エンディングノートも書くなと言う)高齢者には、「人・本・旅」の前に「健康・お金・時間」の制限がある。健康でお金があって人生が永遠に続くなら、著者の指南も理解できるが、高齢者は残された時間を意識しながらの学びになる。その中でどう学ぶべきか、その辺りのアドバイスの方が欲しかったと思う。