眠れない夜の言葉遊び

折句、短歌、言葉遊び、アクロスティック、夢小説

スピード将棋

2019-12-10 22:53:00 | ナノライト
対局30分前
既に両者向き合って正座しています

名人が駒箱に手をかけました
力強く王将を置きました
気合いが漲っています

同じペースで金銀小駒の順で
両者駒を並べ終えました

余った歩を名人が駒箱に戻します

20分前

緊張感が高まっていきます


あーっ! 指した!

七段初手26歩

「それでは対局が始まりました」

記録係が慌てて追随 
しかし立会人がこれに待ったをかけます
手順前後の指導が入りました

おーっ! 七段の歩が一歩後退!
再び初期配置に戻ります


記録係がお茶を入れています

そうだ、お茶だ!
お茶を口に含んで
両者高ぶる気持ちを抑えます

名人深く深呼吸

七段ハンカチで口を押さえる


10時ジャスト

「それでは対局を始めてください」

七段の手がまっすぐ飛車先に伸びていく

あーっ、やっぱり!
コメント
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