今日は第6回詰将棋解答選手権の日。
当日は高山将棋教室支部のメンバーを中心に初級戦9名、一般戦5名の参加者がありました。
中には将棋教室の講師も入っており、はたしてその実力のほどはいかに?
参加者や親御さん達に会場設営を手伝ってもらい、13:15から競技説明、そして13:30、予定通り競技は始められました。
いつもの将棋教室とは違った張り詰めた空気が流れる中、大会は始まりました。
時間が経つにしたがって、参加者からいろいろな声が漏れ始めました。以下、面白かったものをまとめました。
「ぜってー詰めれん」
「あぁぁぁ、違うー」
「これじゃあ意味ねー」
「これって5手詰めも入っとるの?(30分過ぎ)」
「もう無理」
「ん?お?えっ!」
↑一番抜けのストリートファイターユーキッチー君。参加賞のお菓子をゲットし、退室していきました。
結局、終了時間より早く抜けた参加者は9人中2人、ほとんどの子が最後の最後まで粘って粘って考えていました。
↑答案用紙を提出し、ホッと一息の子ども達。
↑正答用紙を見て一喜一憂する子ども達。
↑反省ザル(笑)のウッキー先生でした。
初級戦結果
1位 たなかゆづき 30点 43分
2位 むらなかこうた 20点 45分
3位 こばたりょうせい 15点 45分
3位 すみだいき 15点 45分
5位 のざきりゅうせい 10点 45分
5位 ウッキー先生 10点 45分
↑優勝は戦前の予想通りゆづき君でした。さすがに詰将棋は(も?)強いです!
↑初級戦参加者全員で記念撮影。
3手詰め、5手詰めということで少々なめてかかっていた部分があったようで、問題の難易度の高さに困惑していた部分があったようです。そして手数が書いていない所にも難易度を更に上げる要因があったようです。子ども達は本当に困っていました(笑)
初級戦表彰式、お楽しみ抽選会と続き、定刻通り一般戦開始となりました。
一般戦は、参加者にとってとても難易度の高いものであったようで、最初からうめき声が聞かれました。
ただし、途中で投げる子はおらず、最後の最後まで問題と向き合っていました。
黙々と解いていく子。
書いては消してを繰り返す子。
頭を抱えたまま動けない子。
部分点狙いでとにかく解答欄を埋めようとしていた子。
子ども達それぞれにドラマがありました。
↑一番抜けのゆづき君。疲れてはいましたがそれにも増して充実した表情を見せていました。
↑90分間の戦いから開放され、安堵の表情を浮かべる子ども達(笑)。
45分間の初級戦の後の一般戦だったし、疲れも溜まっているだろうとのことで、一般戦はプレ大会として、手数を教えたり、初手を教えたりして、和気あいあいとみんなで問題を解こうかと思っていました。
でも、解けないながらも子ども達が問題と真摯に向き合う姿をみて、そんな余計な事はしなくて良かったと思いました。
解けても解けなくても、初級戦45分、一般戦90分間悩みに悩みぬいた経験は絶対に将来生きてくるだろう。そう確信を持たずにはいられませんでした。
一般戦結果
1位 たなかゆづき 15点 72分
2位 のざきりゅうせい 5点 90分
3位 むらなかこうた 2点 90分
4位 こばたりょうせい 90分
4位 ウッキー先生 90分
↑ゆづき君はこれで2冠達成。見事な成績でした。
↑一般戦参加者全員で記念写真。皆さんお疲れ様でした。
表彰式終了後、感想を一人一人から聞きました。小学生らしく「みんな最後まで頑張れてよかった」「7回(次の大会の事)も出たい」「(自分が)賞をもらえてよかった」などと前向きな意見が多く聞かれました。
ウッキー先生からは「みんな良く頑張りました。それぞれ苦手な所が分かって良かったと思います。私は詰将棋が嫌いなので(笑)避けて通ってきましたが、そのツケが今日回ってきてしまいました。悔しいです!(ザブングル風に)」というコメントを頂く事が出来ました。
ちなみに、先生よりも多く問題を解けた子がいたにも関わらず、それをネタにする子はいませんでした。みんながみんな本当に苦しんだからでしょうか。難しい問題に向き合っていく中で、連帯感のようなものが生まれたのかもしれませんね。まあ、先生相手に連帯感と言うのもちょっと変な気はしますが(笑)
そんなこんなで大会は滞りなく終える事が出来ました。参加者の皆さん、父兄の皆さん、同じ時間に同じ問題を解いていた全国の詰将棋ファンの皆さん、そして若島委員長を始めスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。