Gunji君は、将棋を始めて1年になりますが教室に最初に来た時から、それなりの型をもっていて現在はその原石を磨いている途中。
現在、将棋ウォーズ初段で前回の小林先生との指導対局でも、2枚落ちで大善戦をして初段一歩前まで来ている感じです。
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序盤の強さ=知識量で知っているで形に組み、理解しているから中盤への変化に対応出来て行きます。
先手のGunji君は、居飛車急戦で振り飛車を攻略すべく駒を進軍して来ました。
ここから、▲3七桂と先手が指せば反射的に△2二飛と廻りましょうの原則を指し▲4五歩から戦いが始まりました。
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角交換からお互いに自陣角を放ち、先制攻撃から始まる第二次攻撃を構築した局面です。
後手の私は金を4三の枡目に援軍に行き、固さ重視からバランス重視にしてみたが、どうなんだろうか?
ここで、Gunji君▲5五銀と決戦を挑んできましたが、その前に▲2四歩を一本入れておきたかったです。
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局面は、中盤に真っ盛りになりました。
ここで▲5三歩と焦点の歩を放ち一時的に後手の飛車・角の効きを限定させる犠打を指して来ました。
こんな手を指せると有段者の格を感じさせますね。
でも、ここからどうするの? と△同飛をしてみました。
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▲3三角成! △同桂 ▲4五桂!
角と桂馬の交換で一時的に駒損だが、ここで後手の飛車が逃げれば▲3三桂成で角と金・桂の二枚換えがGunji君の描いた構想でした。
彼の特徴は一局の中で1回は、思い切った手が出て来ます。
こんな発想を急所で指されたら、もうこの子には勝てなくなると感じてますが、ここでは不発弾になりそうです。
何故か!
▲3三桂と金を取れたとしましょう。
成桂が3三の地点に出来ても、後手の玉や片美濃囲いに遠い位置になってしまいます。
この桂馬は5三の地点に成れる様に、次回からは考えて来て下さい。
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もう後手の飛車は逃げてくれません。
△5八飛成から終盤に入りました。
ここら辺を修正して、次回に活かしましょう。
初段は、近い感じがします。