9月9日(金)
今日は好古会の9月例会、会場は文化会館の会議室です。
好古会は横須賀市自然・人文博物館で催された考古学・歴史講座の受講者が中心のサークルで、 活動内容は専門家の話を聞く・史跡見学・会員間の情報交換や博物館の行事に協力し、 会員相互の知識を深めながら親睦を図り、 月一回、博物館・史跡等の見学会や博物館か隣接する文化会館で学習会を行っています。
講師はNPO法人鎌倉考古学研究所理事で鎌倉遺跡調査会代表の齋木秀雄氏、
資料をもらい着席、参加者は19名、内容は'発掘調査から見る長谷地域の地形'に
ついてで、先ずは6月に発掘調査現場の見学会も開催された由比ガ浜こどもセンター
(仮称)建設地の調査の報告です。
発掘現場(画像は鎌倉市役所秘書広報課のFacebookページより)
鎌倉市の由比ガ浜こどもセンター(仮称)建設地で古墳時代中期~後期(5~7世紀)の箱式石棺墓が出土し10代半ばの男性全身そろった人骨が発見されたました。市内で石棺墓が出土したのは初めてで神奈川県内でも出土事例は少ないそうです。
発掘現場の断面から判明された当時の地形の様子を資料と映像で説明され、
石棺墓が見つかった地点周辺は当時は大きな高台があったそうです。
(詳しい様子はおち研をご覧ください、出土品の様子が良くわかります)
来月の例会は齋木秀雄氏による鎌倉の史跡探訪です、年に数回個人で行くのですが
説明を聞きながら普段通らない路地を歩くのは楽しみです。