11月28日(土)
今日は「ヨコハマ洋館探偵団」第28回シリーズ講座の3回目です。
会場は前回と同じ横浜駅に近い再開発地区ポートサイド地区の神奈川トヨタmyXビルです。
「ヨコハマ洋館探偵団」とは1982(S57)年横浜根岸のフレーザー邸の取り壊しをきっかけに「横浜の洋館を愛する 会」が設立され、その後1988(S63)年横浜市中区役所の生涯学習の一環の市民団体の学習ボランティアとして「ヨコハマ洋館探偵団」と改称、開港以来の歴史の証人である洋館の保存を目的としその存在を広く市民の方々に知ってもらう事を目的とし、現在も講座やウォッチングを企画し活動している団体だそうで、代表は横浜シティガイド協会副会長や横浜ボランティアガイド協議会会長も務める嶋田昌子氏です。
今回のテーマは連続講座「再読・ヨコハマ近代建築史」2 ~幕末・明治編 建築家登場~
講師は横浜都市発展記念館主任研究員 青木祐介氏
青木先生の連続講座2回目です。昨年は保存問題と共に幕末から明治初期に登場した擬洋風建築についてお話を伺いました。今年は「建築家」についてお話し下さいます。先生から次のようなガイド文をいただきました。『昨年からスタートした「再読・ヨコハマ近代建築史」ですが、今年は幕末・明治編2として、建築家という存在について考えてみたいと思います。幕末に横浜で活動をはじめた技術者たちに始まり、辰野金吾や妻木頼黄といった明治時代を代表する第一世代の建築家たちについて、最新の研究成果を交えながらお話します。あわせて彼らが残した明治建築の保存と再生についても、その現状と課題を紹介します。』皆様にとって新しい発見があると思います。
資料をもらい着席、
受講者は前回と同じく150名程。
講義中は撮影は禁止との事でここまで。
ヨコハマ近代建築史~幕末・明治編 建築家登場~
幕末に来日した外国人技師の指導で土木・建築工事が始まり
当時、彼らの肩書はGivil Engineer(土木技師)やArchitect(建築家)だったとか
お馴染の明治建築界の巨頭辰野金吾・妻木頼黄と続き耐震技術の導入、
歴史的建造物の修復・復元で後世にの技術で加えられた要素がある物の
歴史的評価についてとか、ユネスコ世界遺産条約でのオーセンティシティ(真正性)
イコモス20世紀遺産国際専門委員会での建物に対して手を加え事を前提とした
インテグリティ(完全性)と少し難しい話も入りましたが、
講座の中で一番興味のあるテーマでしたが、予想通り興味の尽きない2時間でした。