4月26日(水)
大江戸歴史散歩を楽しむ会4月定例会-②
江戸東京の歴史散策に興味があり、健脚であればどなたでも気軽に参加できる「大江戸歴史散歩を楽しむ会」を開催しております。健康散歩や歴史探訪に好奇心がある趣味を同じくする世間と折合いの付けられる人々が集い、江戸切絵図を片手に身近な散歩を楽しみながら懇親を深めることを目的としています。定例会は2・8月を除く毎月の第2水曜日と第4水曜日の2回開催致します。どうぞ、お気軽に参加ください。
テーマ : 四谷大木戸より渋谷川(隠田川)を歩く ガイド : 渡辺功一(大江戸歴史散歩を楽しむ会) コース : 新宿御苑大木戸前→玉川上水余水吐→隠田川跡→
沖田総司碑→国立競技場→観音橋→仙寿院→原宿橋→
渋谷川遊歩道→参道橋→表参道→キャットストリート→
隠田神社→宮益橋→稲荷橋→金王八幡神社→渋谷駅
集合場所は新宿御苑大木戸入口前、参加者は24名、
新宿御苑は江戸時代に信州高遠藩主内藤氏の屋敷があった場所に1906(M39)年この地に皇室の庭園として造られた。
資料を貰い
注意事項を聞いて出発。
玉川上水
羽村取水口(多摩川中流の羽村市)から四谷大木戸までの素掘りによる水路で、全長約43Km標高差はわずか約92mの緩勾配で自然流下方式による導水路。
現在は水路跡に1/3程度の大きさで復元されている。
四谷大木戸跡 四谷大木戸跡の碑
場所は現在の四谷4丁目交差点の中心付近といわれ、1616(元和2)年甲州街道の大木戸として設けられ道の両側に石垣を築きその間に木戸を設けて旅人を調べ夜間の通行は原則として許さなかった。
玉川上水余水吐(よすいばけ)跡 高遠藩主内藤家(現新宿御苑)に沿って流れる旧玉川上水の余った水や大雨の後の濁り水は南側にあった渋谷川上流部(隠田川)につながる谷のひとつを利用した水路に流していた。
玉川上水は新宿御苑の北側に沿って流れて四谷大木戸に達しその先は木樋や石樋で地下に潜って江戸市中に給水していた。
多武峯内藤神社(とうのみな ないとうじんじゃ) 新宿区内藤町1-8
境内の脇にある眞崎鉛筆製造所(現三菱鉛筆株式会社)跡地記念碑
ちなみに三菱鉛筆株式会社と三菱財閥は関係ないそうです。
水余水吐に架かっていた池尻橋
橋の側に建ていた沖田総司逝去の地
新撰組隊士沖田総司(1844~1866)が晩年に療養し、亡くなったとされる植木屋平五郎(柴田平五郎)の屋敷はこのあたりにあったそうです。浅草の今戸神社にも同じ碑がありました。
<続く>