私はほうれん草のカレーが好きだ。ほうれん草のことをインド語で「サグ」と言うらしい。インド料理店で私は、今までに数限りなくほうれん草のカレーを食べて来たが、メニューにはサグ・サグ・サグとやたら書いてある。サグという響きもいいねぇ。カテージ・チーズとサグのカレーなんて、もう大変なおいしさである。

冷蔵庫にはほうれん草が1束ある。一通りのスパイスも常にウチには揃っている。だったら、一度自分で作るか!・・・と思い立ったのだ。家にはインドのお母さんが書いたレシピもある。ほうれん草と鶏むね肉で作るカレーだ。

では鶏むね肉を切りましょう。

そして・・・ジャー―ン! 積水化学の作った密封容器を出して来る。この容器の密閉度は立派なものだ。しかしふたを開けると、もう我が家のキッチンはインディアになる! そこに入れられた様々なスパイスが空気中で炸裂し、頭くらくら。香りに酔う。

パウダー状のスパイスを組み合わせる。ターメリック、チリパウダー、クミン、コリアンダー、塩だったかな。

鍋に油を。そこで唐辛子とクミンシードを熱し、すぐ鶏むね肉を投入。そこへ上記スパイスを加えれば・・・香る!すごい香りだ。強烈に南アジアだ。炒めよ!炒めよ! 香りよ広がれ! 七里ガ浜全部がインドになれ! すごいぞ、わぉ!

キッチンの置物と化した犬。
「とーちゃん、たまりません。ちょっとくれませんか。鶏肉の端片でいいですが。犬だってインドが好きです」
そうだろな。残念だが、ここは日本だ。

その頃すでに蒸し上がったほうれん草。これをみじん切りに。情けないことに、ウチにはフードプロセッサーがないのだ。でも不要。蒸したのをみじん切りにすれば十分だ。

このほうれん草とトマトピューレを鍋に入れてしまえ。そして水を。煮込め!休憩。疲れた。インド3分勝負だった。

さて、ゴハンの部。サフランってどうして日本でこんなに高いのでしょ?異常ですね。でも仕方ない。ケチってちょっとだけ。

タイ米。炊くと匂いがたまりません。

出来たぞぉ~~~! むむむむ・むむ・むぅ~。十分食べられるが、なんだかちょっとどこかが違うんだなぁ~~。何が違うのか。まあ、いいや。今度ゆっくり考えよう。ほうれん草の量はもっと多くてもいいなあ。
七里ガ浜の夜はスパイスの香りが漂う。

「あの・・・何でもいいから何かちょうだい。お願いします。犬もインドのファンなんです。スパイスも好きなんです。もう1時間以上とーちゃんの後を追いかけてるんですけど」

あきらめなさい。

冷蔵庫にはほうれん草が1束ある。一通りのスパイスも常にウチには揃っている。だったら、一度自分で作るか!・・・と思い立ったのだ。家にはインドのお母さんが書いたレシピもある。ほうれん草と鶏むね肉で作るカレーだ。

では鶏むね肉を切りましょう。

そして・・・ジャー―ン! 積水化学の作った密封容器を出して来る。この容器の密閉度は立派なものだ。しかしふたを開けると、もう我が家のキッチンはインディアになる! そこに入れられた様々なスパイスが空気中で炸裂し、頭くらくら。香りに酔う。

パウダー状のスパイスを組み合わせる。ターメリック、チリパウダー、クミン、コリアンダー、塩だったかな。

鍋に油を。そこで唐辛子とクミンシードを熱し、すぐ鶏むね肉を投入。そこへ上記スパイスを加えれば・・・香る!すごい香りだ。強烈に南アジアだ。炒めよ!炒めよ! 香りよ広がれ! 七里ガ浜全部がインドになれ! すごいぞ、わぉ!

キッチンの置物と化した犬。
「とーちゃん、たまりません。ちょっとくれませんか。鶏肉の端片でいいですが。犬だってインドが好きです」
そうだろな。残念だが、ここは日本だ。

その頃すでに蒸し上がったほうれん草。これをみじん切りに。情けないことに、ウチにはフードプロセッサーがないのだ。でも不要。蒸したのをみじん切りにすれば十分だ。

このほうれん草とトマトピューレを鍋に入れてしまえ。そして水を。煮込め!休憩。疲れた。インド3分勝負だった。

さて、ゴハンの部。サフランってどうして日本でこんなに高いのでしょ?異常ですね。でも仕方ない。ケチってちょっとだけ。

タイ米。炊くと匂いがたまりません。

出来たぞぉ~~~! むむむむ・むむ・むぅ~。十分食べられるが、なんだかちょっとどこかが違うんだなぁ~~。何が違うのか。まあ、いいや。今度ゆっくり考えよう。ほうれん草の量はもっと多くてもいいなあ。
七里ガ浜の夜はスパイスの香りが漂う。

「あの・・・何でもいいから何かちょうだい。お願いします。犬もインドのファンなんです。スパイスも好きなんです。もう1時間以上とーちゃんの後を追いかけてるんですけど」

あきらめなさい。