「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

旧華頂宮邸@鎌倉市浄明寺(1) ハーフティンバー様式の旧華頂宮邸にえっちらおっちら向かいましょ

2015-10-03 15:38:08 | あちこち見て歩く
鎌倉東急ストアの駐車場にクルマを停めて、鎌倉の中心部、若宮大路を北上する。



どこ行くの?

JR鎌倉駅から金沢八景方面行きのバスに乗るの。



浄明寺バス停で降りる。

滑川を渡る華の橋。



宅間の谷戸を南に向かって緩やかに登る。



鎌倉ではやや数が少ない南に向かい細く上がって行く谷戸である。



なるほど、報国寺に行くのね!



違うんだなぁ・・・。



どんどん上がります。

この谷戸を流れる水はキレイです。これはやがて滑川に合流、そして相模灘へ。



見えて来た。



周囲も古い住宅街。



人がいっぱいだ。2015年10月3日。旧華頂宮邸の中が公開される日。



今年は10/3と10/4が公開日となった。

一般の人が屋内まで入れるのは年に2度。



まだ開館前なので外から撮影。



外構の石積みまで立派に苔むしている。



立派なハーフティンバー。英国やドイツによく見られる柱や梁を外に見せたつくりの木造建築。



もっと近くに寄ると外壁表面は結構荒れていて長期的にメンテナンスが必要なことがわかるが、ここから見ると築浅みたいに見える。



ハーフティンバーは英国ではそこら中にある。



この本って、英国の住宅建築の歴史が子供でもわかるように書いてあっていいですよ。



16世紀はハーフティンバーが盛んに作られた。



それは北米にも渡って行く。

しかし北米では19世紀半ばに壁組構法(バルーン構法、いわゆるツーバイフォー)が普及してしまい、柱や梁といった木造の構造的な美しさを楽しむことはほとんどなくなってしまう。壁の塗りや壁紙や外壁素材などのごく表面的な表情を楽しむに過ぎないことになってしまうのだ。



現在の北米ではほとんどの木造住宅がツーバイフォーあるいはツーバイシックスでパン・パン・パン!と簡単に壁を立ち上げてしまう。日本の木造軸組構法の方がよほど美的な印象だ。

したがって北米では、柱や梁や筋交いを太い構造材で作って楽しむ人は、かなりの少数派。

これはアメリカで今でもそんな建築(ティンバー・フレーム構法)をつくる第一人者、テッド・ベンソン先生の著書。



ティンバー・フレームをやる人は日本でも結構いて、私の自宅や原村の山荘や両親の八ヶ岳の家を建ててくれたブレイスの丸山さんはその一人。



このブログで時々ご覧になる床面積 6m×8m という、アメリカ人が見たら気絶しそうな小さな山荘(私の)がそれだ。

正にこれがティンバー・フレーム。



柱や梁がちょっと太いだけで、日本の木造軸組構法と近いのです。日本の今の木造住宅は柱も梁も壁の中に隠してしまうことが多いけどね。



これから家を建てる方は、ティンバー・フレームで建ててみてはいかがですか?

どんどん話がそれてしまった。



開館時間はまだか???

イヌマキが大木になっている。

我が家は生垣にして短く保っているからこんな太くはならないが、放置したらこうなるわけね。



そういえば彦根藩旧井伊家の屋敷の敷地(現在のホテル・ニューオータニ)にも巨大なイヌマキがあったな。



宅間の谷戸は静かなところだ。

今日と明日は誰でも見られる旧華頂宮邸。

ココをクリック ⇒ https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/keikan/k-index1.html

【つづく】
コメント (19)
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