「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

鎌倉散歩(2) 八雲神社、妙本寺、本覚寺、鎌倉東急ストアのお弁当

2025-02-23 18:00:24 | あちこち見て歩く
前回の話の続きだ。

我々は祇園山ハイキングコースを下り、八雲神社の横へ出て来た。


下の地図でいうと7番だ。


こちらが八雲神社の本殿。



一の鳥居前から撮影して、参拝が終了。


八雲神社の前の細い道を北上しましょう。

ぼたもち寺(常栄寺)前。

ここもササリンドウが描かれているね。鎌倉市の市章も鎌倉のお寺もササリンドウ。


市内の下水のふたもササリンドウ。



龍ノ口の刑場で斬首されることが決まった日蓮聖人に桟敷尼がぼたもちを差し出したのがここと言われていて、その後日蓮聖人は龍ノ口へ連れて行かれたものの、斬首は中止になる。直接の原因は江ノ島の方から巨大な光が射して来たことを日蓮聖人の力として刑場の人々が恐れたからだと言われているが、こちらのぼたもちも、日蓮聖人を助けるきっかけとなった物だとして「首つなぎのぼたもち」と言われている。

龍口寺が現在日蓮宗の霊跡本山と言っていられるのも、先にぼたもちの助力があったからかもしれず、ぼたもち寺(常栄寺)のおかげと言えるのかもしれない(笑)。

やがて妙本寺総門が見えて来る。


脇にこんな楽しそうな道もある(↓)が、そこへ入る時間はない。


妙本寺がある場所は比企ヶ谷と呼ばれる。

妙本寺が経営する幼稚園は比企谷幼稚園。


右から読んでね。

比企一族の怨念が籠っていそうな比企ヶ谷。

そこに妙本寺がある。

方丈門がここ。この先の階段を上ったところが妙本寺の方丈だ。


方丈とはそのお寺の住職様の住居だったり、仕事する場だったりする建物を指す。

妙本寺は下の地図で言うと、8番ね。


よく歩く日だね。

妙本寺の参道を進む。


もともとの参道は左の階段。右はそれを迂回する車道。


階段の苔が見事。夏になると、もっと苔が大きくなる。


ここへ来るたびに撮影するケヤキの幹。


こちらは倒木となってしまったケヤキ。


二天門が見えて来た。


毎度お世話になります。

何度来ても良いお寺です。


二天門の上にはこれまたササリンドウ。


妙本寺はワンコもオッケーなお寺だ。


ドガティ君も入れる。

ワンコ族のみなさん、入ってもいいけれど、いろいろと配慮してお入りください。

私はこの象さんが好きなのです。


祖師堂が見える。


祇園山ハイキングコースを通った時、上から屋根が見えたね。

我々は先にこの上の尾根を歩き、今はその下の谷戸(比企ヶ谷)にいる。

こちらが比企一族のお墓だ。


鎌倉殿の13人って大河ドラマを見ましたか?

私はそんなに見ていない。

でもすごいよね。新たな政治勢力をつくるために皆で結集するが、一旦その集団が権力を握ると、今度はその集団内で殺しあう。


比企一族はそんな中で消えてゆく。

現代の企業内の人々の闘争にも似ている(笑)。

カーペンターズのこの歌をご記憶の方、いらっしゃいます?

Hurting Each Other (1991 Remix)  

We go on hurting each other
We go on hurting each other
Making each other cry
Hurting each other
Without ever knowing why

どうしてか理由もわからずに、お互いを攻撃しあうのね。

鎌倉時代も、現代も。

男女も会社の同僚も国と国も。

あ~、大変。。。。。。。

ニンゲンの社会はどこも闘争。


日蓮聖人も他宗派や幕府を厳しく糾弾した。

だから何度も殺されかけている。

私は祖師堂の静かな象さんになりたい。


妙本寺も日蓮宗だ。

この日の訪問先は日蓮宗関連が多いな。



だから日蓮聖人。

梅が開花中だった。


この季節だけだ。

たくさん見ておきましょう。

今年は全体的に開花が遅かった。

次はピンク。


また白。


これ(↓)は白に少しピンクが混じる。面白いね。


この木(↓)なんですけどね。


祖師堂の屋根の瓦もササリンドウ。


でも屋根の上は井桁に橘。日蓮聖人の生家の家紋ね。


浄財はこちらに。


小ぶりでかっこいいね。

「浄財はお寺のたたずまいをより良く保つのに必要」だそうな。

そりゃそうだね。

妙本寺は鎌倉駅からすごく近いのにそしてこんなに美しいのに、観光客は押し寄せて来ず拝観料も徴収しない。

静かだ。こんなところほど長くこのままでいてほしいね。


「執事」という用語は日蓮宗独特なのかな。

私が知るまた別の日蓮宗のお寺でも「執事長」と呼ばれる人がおられる。


鐘楼の前を通過する。

こちらは方丈だ。


本来は住職、あるいはこちらの霊跡本山なら貫首さまと呼ばれるのだろうが、その住居あるいは仕事場であるところが方丈と呼ばれる。

階段を下りる。


総門を潜り抜けた。


ありがとうございました。

次の本覚寺へ向かった。

ここもまた「南無妙法蓮華経」と書いてあって(左端)、日蓮宗のお寺だ。


本日は日蓮宗だらけだね。

本覚寺は下の地図で9番。



ここはにぎり福が有名。


左端の「財」が魅力的だねえ。ウヒッ!

こんな甕が10個ほど置いてあって、そこにハスが植えこまれる。


仏教的な花だ。

ここの境内はまるで通路であるがごとくに近隣の人が通過する。


確かに鎌倉市大町地区から来ると、ここを通り抜けると鎌倉駅へのアクセスが良い。

本覚寺の瓦は「本」ばかり。


でも屋根の上には井桁に橘。


この屋根の修復工事がなされた年月日が刻まれている。


こちらも「本」の字だらけ。


いまいちど本堂をごらんください。


さて次は、分骨堂だ。


何度も殺されかけた日蓮聖人は、その人生の最後に身延山久遠寺(山梨県)へ行く。

そこで生活し、お亡くなりになる。だからその身延山久遠寺が日蓮宗大本山であるわけなのだが、そのお骨を身延山から分けてもらったのが、ここ本覚寺で、そんな背景からここは東身延とも呼ばれている。

ここにも井桁に橘。


こっちも、井桁に橘があるよ。


梅が満開でした。


梅ってかわいいねえ。

「我が家にも梅が欲しい」と妻と私は話していた。

1本くらい庭に梅の木があってもいいよね。


鎌倉郵便局前の横断歩道。


その先が鎌倉東急ストア。


そこでお弁当を買って自宅に帰る。


おいしいよ。


こちらが本覚寺で頂いたにぎり福。


健と財。


何てったって、その二つよ。カネと健康。

それ以外にないね。

それさえそろえば、ハッピー♪



福銭ももらったわ。

これでばっちり。

日蓮宗はパワフルだからね。
コメント (6)
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