資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格、2年前倒しで達成しました、これからはジャンルに関係なく、徒然なるままに書いていきます。

私の研修ビジネス~原発が稼働してれば

2023年02月10日 | 執筆・講演・診断

 ここのところ電力代が高騰して、悲鳴が上がってる。ネット界隈をはじめ、原発が稼働していれば、こんなこともないはずだ、とか言われている。本当にそうか? 実は、私、ビジネス研修でこれを検証したことがある。

 数年前に、ある研修会社さんに頼まれて、エネルギー業界を専門分野とする中小企業診断士である私に、「エネルギー基礎研修」を企画してくれ、と言われた。エネルギー業界以外の方が、エネルギー業界に参入する際の基礎を知るための研修である。メニューは以下の通りだ。

 

 

 第Ⅴ部 電力事業のCVP分析というのを入れてある。CVP分析とは、C:コスト、V:売上、P:利益から 損益分岐点を算出し、その企業の財務体質を観ようというものだ。簡単に分析の目的を話し、演習に入る。対象企業はある大手電力会社、2010年と2015年の損益計算書を見せ、費用と、売上、利益を拾ってもらう。

 2010年は原発が順調に稼働していた頃、2011年に東日本大震災が起き、日本の原発は一斉に止まった。止まったままの時期が2015年である。そして一部の電力会社は、点検検査後、再び稼働し始めている。

 上場企業の損益計算書は公開されていて、誰でも入手可能だ。さらにコストのうち、燃料費のみを変動費に、それ以外を固定費にする。そしてこれらを簡単な計算式に入れると、損益分岐点が計算できる。2010年と2015年の計算結果が下図だ。

 2010年から2015年にかけて、売上が2.47→2.87(単位:兆円)とアップしている。ただし利益は0.22→0.21と逆に少しダウンだ。そして、損益分岐点は、2010年は2.20、2015年は2.59。かなり高くなっている。損益分岐点とは黒字・赤字の境界のこと。これが高いというのは、高コスト体質を表す。

 さらに内訳をよくみると、変動費が0.39→0.71へと大きくアップしている。変動費は燃料費を取っている、つまり原発の燃料費が入っている頃から、全部止まってLNGがほとんどの頃への変化を示す。原発の燃料代が少なく,石炭・LNGが高いことがすぐ分かる。原発の原料はウラン、再利用もできるため、原料費が安い、一方のLNG、LNGとは液化天然ガスのこと、これは原油料金に連動する。

 研修を受講された方も、結果を聴いて、オウ、という表情をしていたのを思い出す。研修では、さらに設問を続けている。この後、原発が再稼働して、財務体質も元に戻った。さあ、この電力会社は、次に何をしたでしょうか?だ。答えは、電力料金の値下げ。これで消費者に還元したのである。これらは、ある年のエネルギー白書に載ってもいる。

 この研修は3年ほど続けた。1年に1回だけのため、資料を作る手間の割に、収入が少ない。そのため、私からお願いして、辞めさせてもらった。当時と今は経済環境が異なるため、同じ結果にはならないはずだが、それでも「原発が稼働していれば、だいぶ違う」ことがわかると思います。

 エネルギ―業界を専門にした中小企業診断士の研修の仕事でした。

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私のビジネス~有機溶剤特別教育に準ずる教育講座を収録!

2023年02月08日 | 執筆・講演・診断

 ここのところ、VTR収録の仕事が続いている。ガス主任プレミアム塾(別の日に書き込んでいます)と、労働安全衛生法の特別教育に準ずる教育「有機溶剤教育」。私はこの安全衛生の講座を何本も持っているが、この「有機溶剤」は撮り直しだ。

 数年前に撮ったままで、内容が少し古くなっているための収録。そして講座の時間も増えて6時間。収録用にパワポを作る。その際には、作業主任者テキストを参考にするが、ああ、同じものを2冊も買ってしまった。もう何度目かな。版が古いな、と思って買ったんだが、もう買ってあった。これ、売れる本でもないし、どうしようかね。

 収録は、1章が一次救命措置を含む健康管理、2章が排気設備などの作業環境管理、3章が呼吸用保護具などの作業管理、4章が事故事例と法令だ。各章の最後には確認問題がある。2日間に亘って都内で収録した。

 1章は救命措置、同僚が中毒になったとしても、助けにいきなり飛び込むのは危険、本人も中毒になる危険が大。図は、人工呼吸とAEDの使い方だ。

 2章は作業環境管理、プッシュプル型の局所排気装置、作業者の仕事ではないが、スモークテストをやって性能を確かめている。

 3章は作業管理、これは、呼吸用保護具だ。いわゆる有毒マスク。これ酸欠状態では使えないことを繰り返し教育する。

 4章は、事故事例と法令。第2種有機溶剤の名称の一覧だ。クレゾールやトルエン、メタノールなどお馴染みの名前もあるが、長い長い名前の溶剤もある。読むの大変だよ。

 この企業さんは、私、1級土木施工管理技士講座も担当している。こちら、1次試験対策は、もう少し、昨年度試験の問題を差し替える作業をやっている。収録は3~4月かな。

 

 

 

 

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インボイス、登録早まったかな

2022年11月28日 | 執筆・講演・診断

 来年10月から消費税のインボイス制度が開始される。先日、税理士さんにお願いしておいた登録、国税局から手紙が来た。

 そして、登録通知書が同封されていた。私は、今も簡易課税制度(サービス業は、みなし仕入れ率50%、売上の50%を消費税対象とみなすの意味)を選択しているから、あとは、簡易課税制度選択届を出して終わりだ。決算の際の作業は変わらず、売上が同じなら、税額も変化はない。つまり大した問題ではない。

 制度が始まったら、適格請求書に、登録番号を付与する。この作業は永遠に続く。

 問題は、現在の非課税事業者さんだろう。現在、売上高1千万円未満の事業者は、相手に請求する際は消費税分を預かり、税申告する際は消費税の支払いは免除されている。つまり丸儲けになっている。

 これが、新しい制度では、免除されなくなるから、簡易課税で計算すると、サービス業ならみなし仕入れ率は50%、つまり売上の10%のうち、50%、売上1千万円なら、×0.1×0.5で、50万円の免除分が新たな負担になる。これって増税?と思う方もいるだろうね。かなりきついと思うが。

 10月末にインボイス反対の集会が開かれ、1200人が集まったというニュースが、SNSで流れた。個人事業者が多いという。そして、インボイスに登録する人が少なければ、この制度は始められないという。だから反対者を多くするというのが言い分だ。

 なるほどね。インボイス制度に反対して、登録する事業者が少なければ、制度は始められない。反対勢力は、これを狙ってる。

 私も財務省の増税路線には、反対の立場だが、気が付かなかった。だが、待てよ。診断士になった際の研究会の教育で、ノーブレス・オブリージュ「高貴さは(義務を)強制する」、中小企業を支援する側が、義務を果たさないでどうするんだと、教わった。反対するなら、制度ができる前だろう。この制度、かなり前にできている制度だ。欧州などでも当たり前の制度らしい。

 さて、このインボイス制度、余りにきついから、軽減措置も検討されているそうだが、この先どうなるやら。スタート近くなったら、世の中騒ぎ始めるぞ。

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合同会社第8期の決算

2022年11月07日 | 執筆・講演・診断

 アップウエルサポート合同会社の第8期決算を終えて、税理士さん経由で納税を行った。決算は、個人事業時代から通算で12回目になる。ここで創業当初に遡って、決算(売上高)の推移をアップする。

 ナマの金額は差しさわりあるから、60歳の売上を1として、その比率をグラフにした。また、数字は、個人事業時代、経費と生活費がごちゃごちゃしていたため、売上高のみにした。56歳、創業当時は売り上げはほぼゼロだ、そして増収、減収を繰り返しながら、全体として増収している。

 さて、マーケティングでは、商品にライフサイクルがある。このライフサイクルの考えに沿って、再定義してみた。

 独立56歳から60歳までは、導入期、とにかく売上げが立たないことには生活できない時代だ。何でもやる。

 何とか仕事が確保出来たら、次は、成長期。この頃が、しんどいが、一番楽しい時代。仕事はある程度、選べるようになる。私は61歳から65歳とした。

 そして、成熟期、66歳から70歳、今である。仕事は好きな仕事だけをやる。嫌な仕事はやらない。仕事に大きな負荷は、かからなくなる。私の場合、65歳の頃、コロナの影響でオンラインが多くなり、売り上げが伸びた、という特殊要因があった。

 71歳以降は、おそらくは仕事量も落として、衰退期になる。これは仕事しないだけで簡単に実現可能だ。(笑)

 今後、シニアで、起業される方に参考になればと思います。

 

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ガスエネ新聞社開催、テクノシンポジウムを観て

2022年10月15日 | 執筆・講演・診断

(クリックするとガスエネルギー新聞に飛びます)

 ガスエネルギー新聞社のテクノシンポジウムを観た。もう18年目になるそうだが、最近はオンラインが多いため、気軽に参加できる。ガスエネルギー新聞社は、ユーザーとして新聞も購読してもいるし、時折、記事も書かせていただいている大事な取引先でもある。

 テクノシンポと言っても,ほとんどITが主体だ。今回もガス事業者2社に、システム会社が4社で、システム開発側の方が多い。

 気になった点を書こう。Hガス㈱さんの発表、高精度のGPSを使ったデジタル地図をもとに、実際の道路に検査機器を走らせると、道路に埋設されているガス管の漏えい検査が自動で行えるという試み。私も現役時代にこの基礎のシステムに関わったことがあり、おう、最近はここまで来たか、という感想。ただ、市街地ではビルの反射でGPSの電波が正確に届きにくいという。まだ壁が存在する。

 ほかにはSガス㈱さんのデジタル人財の育成、観たような絵が出てきた、と思ったら、DX検定に出てきた図か、でも中堅ガス事業者で、デジタル人材の育成で階層別の研修を組んでいるというから、なかなかの試みだ。

 最近は、システム会社がガス事業者に、システムを提案するようになっているようだ。昔は、システム会社やシステム部門は、ガス事業者の仕事の中身がわからず、トンチンカンな提案が多かった。ガス事業者側が、一から教えていた気がするが、だいぶ時代は変わってきたようだ。

 GPSにスマホ、AI、DX人材、あたりが最近のキーワードのようだ。時代に遅れないよう、インプットしておかないとね。

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私の診断士ビジネス~2022年度ガス模擬試験が完成

2022年08月01日 | 執筆・講演・診断

 今年のガス主任技術者試験の模擬試験が完成した。印刷・製本を頼んでおいたキンコーズから段ボールが届く。

 内容を確認すると、甲種と乙種の学科試験の問題と解答解説。論述試験の問題と解答解説、それに問題用紙だ。これらをお客様の要望の時期に配信、送付する。中には、採点して返信するものもある。

 模試の時期は8月の後半から9月の上旬になる。これができてれば、気兼ねなく登山に行ける。今年の夏も乗り切れそうだな。

 私の模試の問題は、けっこう自信がある。昨年の論述試験問題(本試験)は、ほぼ半分当たりだった。さて今年はどうかな。

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私のビジネス~プレミアム塾の進捗は順調、来年はどうするかな

2022年07月11日 | 執筆・講演・診断

 私の診断士ビジネス、この講座は、診断士の知識と言うより、私の蓄えて来た40年の都市ガスの知識を使った講座だ。

 今日は公募のオンライン講座の紹介、「ガス主任プレミアム塾」という。今年はスタートが早く、2月からだった。今は7月、乙種は2~5月でEラーニング、甲種は6~8月でライブ講義(見逃し配信あり)で、進んでいる。講義は、基礎理論、ガス技術(製造、供給、消費機器)、法令、そして論述対策からなっている。消費機器まで終了、全体の8割くらいの進捗だ。

 今気になってることがある。それはライブ講義を受講する受講生が少ないことだ。見逃し配信があり、ライブを受講できなかった人も、Eラーニングできるようにしている、そのせいだろう。

 これって、もしかしたらライブ講義は必要ないんじゃないだろうか、と思う。ライブは私も日時が制約される、この時期は他の講座や、登山にも出かけたいので、日時が制約されるのは辛い。ライブがなければ、自分の時間の都合に合わせて収録になる、これは助かる。当然、講座の価格も安くできる。来年からEラーニング一本でやるか。

 私の講座風景を紹介する。一枚目は、製造だ。LNGの取り扱い部分。

 二枚目は供給、他工事、ガス会社以外の企業の工事の対策だ。

 3枚目は消費機器、この辺りは、接続具の説明で、ソフトコード、ガスコード、強化ガスホースなどを実物を使って説明している。

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私のビジネス~ガス主任模試資料集を試刷り

2022年07月07日 | 執筆・講演・診断

 私の主な仕事は、資格試験の講座だ。企業さんからの依頼で実施しているものが多い。しかし例外的に公募の講座もやっている。ガス主任技術者試験だ。この公募の講座は、スタート時、中間時、そして最後の仕上げ時に、模擬試験を開催する。最後の模擬試験は、私のオリジナル問題だ。

 8月末が模試だが、7月はその準備。模試は、昨年の資料をベースに、昨年度の本試験問題、私の作った他の問題、創作問題などを組み合わせて作る。これって、創作だから、創作意欲が湧き、結構楽しい。

 ただ、問題は、ワープロミスや計算ミスがついて廻ることだ。一人でコツコツやるため、どうしても間違いに気づきにくい。そこで考え出したのは、試し刷り。キンコーズに行って、本物そっくりの資料を一式印刷・製本する。

 このようにすると、他人が製作したような気になって、ミズが発見しやすくなるのだ。そして今年も、試作品が完成した。

 これから、新しい気持ちになって、資料の間違い探しをする。そしてOKとなれば、百冊ほども印刷製本を注文する、数日後、段ボールで自宅に送られて来る。

 この時期は、他の出張講座もあり、夏山もあり、不在がちになってしまう。コロナ前に実績を調べたら、講座の出張、夏山登山、自宅在宅と、日程が各々10日ずつだったこともある。もう、そんな時期なんだな。

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私のビジネス~新人研修終了、今年のテーマは会社案内を作る

2022年07月01日 | 執筆・講演・診断

 

 私は毎年、中小企業診断士として、ある企業グループの新人研修の一部を支援している。この企業グループの新人研修は3か月間だ。そして、この研修が今年も6月末で無事終了した。

 例年は、4月に社会人一般、業界や主要取引先の知識、コミュニケーション研修をやり、その後は現場実習、そして、最後に経営陣の前で、研修のまとめの発表で締めている。

 ところが、今年は最後の発表を変えた。新入社員の目から見た「就活生が入社したくなる会社案内」を作る。この内容はそれほど奇をてらっているものでもない、どこかの会社で同じようなことをやっていると聞いている。新人が自社を知るための効果的な方法、それにリフレッシュな目を利用した企画だ。

 会社の企業理念や、業績、福利厚生など会社の良い所を見つけてわかりやすく図化する。また実習中、アンケート調査を行って、自社の社員が何を考えているかをまとめる。新人は半分、まだ外部からの目で見る、これが社内でも斬新に見える。

 一昨日は、2か月ぶりに新人たちと会って、最後のリハーサルを行った。そして、気づきがあった。この2か月で「成長している」のである。多くの情報の中からギュッ、とまとめた内容にするには、相当考えないとパワポには落とし込めない、これをやっているのである。

 私は外部のコンサルだから、発表会当日は、出席は遠慮した。発表後は、配属先の上司と配属先に行ってしまい、当然のことだが、私のところには残らない。実はこれが寂しい時だ。幸いのことに、その後、私の受講生はほとんど退職していないそうだ。そして、これからが社会人生活のスタート、これから40年も働く。頑張れよ、新入社員たち。

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書籍の出版、書けるネタ、整理してみた

2022年05月05日 | 執筆・講演・診断

 

 最近、メールで出版社からの出版の打診が続いている。1社は結構大手の出版社から、もう1社も知ってる出版社だ。こちらは土木施工管理技士の問題集だ。どちらもあんまりやる気が起きず、お断りする。

 以前なら、おう、私にも声がかかった、はい、何でも書きます、といった姿勢だったが、今は違う。儲かる仕事ではないし、自分に面白いネタがあり、作業量が少ないものなら、やるか、という気持ちだ。我々のような者は、出版は営利目的では無理、自分を売り出す、マーケティングのためのものだ。

 翻って、今の自分に書けるネタはあるだろうか、今更だが整理してみた。①資格のネタ、これは500近くの資格を取ってきて、今年も10個を目標してるから、まだまだネタは尽きない。現に資格総ガイドの高橋書店さんから毎年頼まれている。②ガスのネタ、資格試験(ガス主任)のネタならタップリあるが、こっちはマーケットが小さすぎて、出版には至らないだろう。でも自己PRのためなら書ける。③土木のネタ、こちらも資格だけに限定だ。大規模な土木工事は経験していない。資格だけでは、ちょっと線が細い、ガスなら現役時代の経験をちりばめられるが、土木はねえ、厳しいな。

 ④お城のネタ、こっちはだいぶネタが溜まってきた。ブログ記事も多い。でもまだ経験2年半だから、もう少し雑学が欲しいところ。もう少し待って。⑤登山、この世界はプロが多いし、百名山だって、そこそこの人なら書けるし、海外登山も無理だし、ベテランにはかなわないし、ゆっくり登山だけがウリ、こちらも厳しいね。⑥温泉、全然ネタ不足、温泉の知識から秘湯までまだまだ不足だ。

 おお、忘れていた。今執筆中だ。⑦診断士ネタ、研究会のネタ、私は人財開発研究会のリーダーをやっている。毎月研究会が開催されるが、このブログ記事をまとめている。私の分担以外に10名近くが共著に参加して、執筆中だ。私が最後にまとめる手はず。こちらは営利目的の販売というより、新人診断士向けに企業さんへのPR本だ。

 ⑧これまでのネタ、①~⑦の七つを総合した、人生本、生き方本、などが書けるなら、いいな、とは思うが、はてマーケットが反応するものだろうか、有名人ならともかく、無理だね。

 この記事、出版社の営業の方ならお読みになるだろう。わざわざメールくれなくても、自分のネタを整理しておきましたから、出版社の方、どうぞ、これをネタにお考え下さいな。

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カーボンニュートラルLNGとカーボンニュートラルメタン

2022年04月26日 | 執筆・講演・診断

 企業研修、それも業界内の新入社員の研修の時だった。カーボンニュートラルという単語が出て来た。業界では、新興国等における環境保全プロジェクトにより創出されたCO2クレジットで相殺すること(カーボン・オフセット)により、地球規模では、この天然ガスを使用してもCO2が発生しないとみなされるLNG とされているため、新入社員にこの説明をした。

 その後、ガス業界の状況について、日本ガス協会のパンフレットで説明しようと下調べしていたら、カーボンニュートラルLNGカーボンニュートラルメタンが出てきて、おや、どう違うんだろう調べた。上の説明は、カーボンニュートラルLNGの説明だった。

 どうもガス協会のパンフレットでは、カーボンニュートラルメタンとカーボンニュートラルLNGを使い分けているようだ。そして、カーボンニュートラル、さあ、こりゃ大変、業界は、結構すごいこと考えてるんだと気がついた。

 次の時代は水素だとよく言われる。水素は作り方によって、グレー水素、ブルー水素、グリーン水素に分かれる。グリーン水素なら二酸化炭素は排出されない。(図の出典は、経済産業省HP)

 カーボンニュートラルとは、水素を作り、その水素と二酸化炭素からメタンを作る。合成メタンだ。(これをメタネーションという) そのメタンを既存の都市ガス導管網に流して、ガス事業を営む、もちろんガス器具でガスを燃焼させると二酸化炭素は出て来る

 しかし、製造段階で二酸化炭素を回収して、消費段階で二酸化炭素を排出する。回収と排出を行うから、トータルで二酸化炭素は増えない、カーボンニュートラルだ、という意味だ。

 出典:経済産業省HP

 意味は分かるが、これを2050年に原料の90%に適用しようとしている。これって、化石燃料のLNGをほぼ全廃してしまう計画だ。ホントかいな。二酸化炭素を吸収するのは、植物の光合成だ。これを都市ガス原料の90%に置き換えるのか。

 昨年のパンフレットにはこんな記述、全くなかったから、まあ、思い切ったことを書くものだ。30年後だからね。30年後といえば、私は96歳、もういないだろうし。ということで、カーボンニュートラルメタン、すごいことを考えるもんだ。の巻。

 写真は3年前、欧州出張でメタネーションプラントを見学したときのもの

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明日から、新入社員研修に入ります

2022年04月06日 | 執筆・講演・診断

 

 今年も新入社員研修の季節になります。私は中小企業診断士として、もう10年ほど新入社員研修を担当しています。今年もようやく準備が終わり、いよいよ今日から新入社員とご対面、とりあえず1週間ほど講義や演習を行います。

 私の場合、基本パターンは、午前中は講義、①ビジネス能力検定というテキスト・問題集を使った講義、②エネルギー業界の概要講義、都市ガス業界の概要講義(どちらも私の強みを生かした研修)になります。

 また午後は基本、演習、今年はエレベータートークやコーチング、アサーション、電話対応、ストロータワー、電気コード結び、レゴ組み立てなど、コミュニケーション演習を行います。

 昨年から実施している、研修期間中に、会議室を試験会場にして、オンラインで、ビジネス能力検定を受験してもらいます。昨年は全員合格だったんですが、今年はさて、どうか。

 そして私の研修の最後は、経営陣に研修成果の発表をプレゼンしてもらいます。今年は、マンネリにならないよう、内容をちょっと工夫しています。今のところ、ナイショ。

 昨年、一昨年と、新型コロナの影響で集合研修が十分できず、コミュニケーションも必ずしも十分ではありませんでした。やっと今年は3年ぶりに正規の研修ができそうです。ちょっと楽しみです。

 

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「音」を買う

2022年03月27日 | 執筆・講演・診断

 最近は、新型コロナの影響だろう、対面の研修より、圧倒的にEラーニングの仕事が多くなってきている。従って、パワポで原稿を作って、Zoomで収録する。ガス、土木、安全など数種類資格の講座を作成・更新している。

 Eラーニングだから、何か変化をつけられないか、苦心する。一つ見つかったのは、演習問題で、クイズの雰囲気を出すこと。そのために何か音がないか探してみた。あったあった、効果音のアプリだ。効果音アプリだけでもかなりのソフトが出ている。

 そのうちの一つ(下の図)は何と百種類以上音が収録されている。もちろんクイズの音も入ってる。

(初期メニュー)             (クイズの音メニュー)

  

 無料ソフトもあるが、仕事で使うのだ。タダほど高いものはない。そこで、利用する権利を購入する。無断で使って、後で文句を言われても困る。2つの音の利用する権利を購入。2つで1千円。

 購入したのは、「チックタック」とクイズ出題を考える時間の時計の音、それに「デデデン」という正解を言う場面の音だ。試しに使ってみると、Eラーニングに変化がつき、すこぶる調子がいい。これ、タイムリーヒットになりそうだ。

 

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グーグル広告とフェイスブック広告

2022年01月17日 | 執筆・講演・診断

 私の仕事は、以前はBtoBで、広告など必要なかった。最近はBtoCも増えてきて、自分で広告を出す必要が出てきた。そこで、私が主催するガス主任の受験講座は、昨年からデジタル広告、具体的には、グーグル広告を出し始めている。そして現在は、フェイスブック広告も考えている。今日はその紹介。

 グーグル広告は、何か検索キーワードを入れると、初めに数行 ad. のついた行が出てくる、検索キーワードに関連する企業の広告欄、あれだ。

 しばらく前に学習して(これも無料のグ-グルの資格があったと思う)、広告を登録、悪戦苦闘しているうちに、グーグルの担当者と連絡がつき、電話で丁寧に教えてもらった記憶がある。もう1年近く前だろうか。そして、定期的に広告の状況が送られて来る。下図はその一部だ。

 年末から13日にかけての2週間の成績。広告の表示数は260回、ランディングページへのアクセスは9回、率にして2.3%、クリック単価は9円、2週間のかかった費用は54円だ。費用の上限は1,000円/日にしてあるからまだまだ余裕がある。

 そのほかにも指標は見切れないほど沢山ある。また検索キーワードの最適化案が自動で算出され、採用するか聞かれる。今のところ全部採用している。最近は「エネルギー」や「照明器具」まで拡張されているようだ。まあ、費用も大したかからないようだから、しばらく続けようと思う。

 さて、フェイスブック広告。フェイスブックページを作ったら、しょっちゅう、広告しませんかとお誘いが来る。こちらもお試し機能があり、トライしてみた。

 ある条件では、広告の対象は1千万人、1千円の費用で250人に広告が打てますって。1千万人に250人ねえ・・当たるのかいな、広告も宝くじのような確率だ。

 私の場合、フェイスブックは、検索機能はほとんど使わない、友達になった方の動向や企業広告、ニュースなどが自動で送られて来る。おそらく皆同じだろう。

 従って、フェイスブックでは広告の対象を絞れないのだと、気がついた。FBユーザーの属性と「ガス主任」の関係などわからないのだろう。その点、グーグルは、ユーザーが「ガス主任」というキーワードを打つからその人に的確に広告が打てる。

 グーグルとフェイスブックの媒体の違いというころか。結論として、グーグル広告は続けて、フェイスブック広告はやらないことにした。フェイスブックは、一定の規模があり対象も広いか、または、属性を把握しやすい広告に適しているようだ。デジタル広告も、やってみると面白いね。

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百万人に一人のスキルが活きた例

2021年12月24日 | 執筆・講演・診断

 先日診断協会で資格についての講演をした。その中で私の資格の活用法として、「百万人に一人のスキルを持つとネットの時代、企業は私を見つけてくれる」と話した。

 「百万人に一人」とは百人に一人のスキルを3つ。その重なった領域が百万人に一人という意味だ。下図は講演で使ったパワポ資料から。これ、もとはホリエモンの多動力をヒントにしたものだ。

 さて、そうこうしているうちに、某大手マスコミから、ビジネス資格に関する仕事が舞い込んだ。もちろんありがたく仕事は受けたが、これって、「ガス業界の診断士」&「資格の達人」&「ブログ情報発信」の3つのスキルを重ねたものだ、だから私を見つけてくれた。ズバリ!百万人に一人のスキルが活きた例だった。

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