![]() | それでも企業不祥事が起こる理由國廣 正日本経済新聞出版社このアイテムの詳細を見る |
私が思ったこの本のポイント
<最近の不祥事>
近年、多種多様な企業不祥事が発生している。船場吉兆、赤福、ミートホープ、白い恋人など食に関する偽装、耐震偽装、再生紙の偽装など品質に関する偽装、インサイダー取引、顧客情報の流出、粉飾決算、循環取引等の不正会計、談合、カルテルなど独禁法違反。
<コンプライアンスと法令順守>
コンプライアンスは、単なる法令違反ではなく、企業に対する社会的要請のこと。企業の危機管理は、裁判所を相手にするのではなく、消費者、マスコミなど社会を相手にする。
<コンプラの対策>
コンプライアンスのわかりやすい基準:いまやろうとしていることが、家族や子供に説明できるか。トップが自分の言葉でコンプライアンスを語れるか。
<危機管理の3原則>
(1)隠さない(二発目轟沈の原則)不祥事は、起こったことではない。次にそれを隠したことでマスコミなどから轟沈させられてしまう。(2)決断する (3)説明する
という内容である。私は会社で起こったこと、これからやるべきことを自宅でよく配偶者に説明する。配偶者は黙って聞いていて、おかしいと思ったことは、常識判断で、おかしいといってくれる。我が家には、手ごわいステークホルダーがいるのだ。


