資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格、2年前倒しで達成しました、これからはジャンルに関係なく、徒然なるままに書いていきます。

謎の名画・清明上河図

2012年01月17日 | 地理・歴史系資格とその活用

 先日、東京国立博物館で観た「清明上河図」、書籍を購入し読んでみたら面白い。まず、この絵は、中国の国宝中の国宝であり、名画中の名画である。(絵は「清明上河図」ウイキペディア日本語版2011年12月21日10:50UTCより)

 この絵はに宋の時代、日本で言うと鎌倉幕府の頃書かれたんだが、所在が転々としている。開封⇒北京⇒長春⇒瀋陽⇒北京という具合に時の権力者とともに所在も動いている。

 この絵の模写もたくさんあり、世界中に50点近くある。有名なものはホテルオークラのそばの大倉集古館にもある。何だ、いつでも見れるんじゃないか。

 歴史家アーノルド・トインビーは、「もし選べるならば、中国の宋王朝の時代に生きてみたかった」というだけあって、宋という時代は、平和で芸術・文化が花開いた時代だった。この時代、首都開封は世界で最も豊かな都市だった。その開封を描いたのが、清明上河図である。

 最後に、上海万博の時、中国館では、長さ128㍍の動く清明上河図が大人気だったそうだ。またそれより先、中国政府が中国館の出し物をコンペしたら、応募した半数は清明上河図をテーマにしたものだったという。

 とかくに話題の多い絵である。今度は一度、大倉集古館でじっくり観てみよう。


謎の名画・清明上河図 北京故宮の至宝、その真実
クリエーター情報なし
勉誠出版



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