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小学館 |
写真は本日予約注文をした本である。月末に評論家で中小企業診断士の三橋貴明氏が出版予定の本だ。以前もこのブログで書いたことがあるが高橋是清とは、戦前、日本経済を大恐慌からいち早く脱した政策を取った方である。
世界恐慌で世界中がデフレになった頃、大蔵大臣に就任。国債を買い入れ、お札を増刷してじゃんじゃん供給し、公共事業を立ち上げ、景気を回復させ、世界で一番早く恐慌から脱した。当然、財政状況は悪くなるため、今度は、インフレ退治のため、金融を引き締める政策に転換する。具体的には軍事費を削減した。これに怒った軍部が、クーデターを起こし、是清などを暗殺した。これが2・26事件である。
高橋是清が現代にいたら、現役の総理にどのようなアドバイスをするか、という小説である。三橋氏の持論は、デフレの時はデフレ対策を、インフレ時はインフレ対策を、というのものだ。そのアドバイスを、是清にダブらせているんだろう。
それと、表紙がご覧のとおり、秀逸だ。なんでも「もしドラ」を真似ているそうだ。もしドラは、ドラッカーと高校野球の関連するストーリーもいいが、表紙もインパクトがあった。
この本、発売されると、きっと話題になりますよ!!早めに読んでおくといいです。デフレ脱却の方法もメジャーになり、その通り世の中が変わるかもしれません。読んだら、感想をアップしますね。