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会社を元気にする51の「仕組み」 |
クリエーター情報なし | |
日本実業出版社 |
先日訪問した、アクロクエスト社の副社長、新免玲子氏の著書である。退職が多く、労働時間も長いIT系企業の中では、特筆ものの会社だ。51の仕組みは、いずれも社員の「動機付け」を強くするものだ。中には、私の昔の会社でも実施していたものもあるが、普通の中小企業では、これがテキストになりそうな内容だ。
私が面白いと思ったものを紹介する。(1)MA(全社員会議):小さな会社だから、できる仕組みだ。主な施策はここで決められるける。(2)倍返しセミナー:会社が費用を負担してくれるセミナーで、帰ってからフィードバックする。できないなら費用の倍を会社に返さないといけない。(3)ITスキル成長年表:その従業員のITスキルを会社に在籍している間、ずっと記録しておく。異動になったらそれを持っていき、上司が参考にする。昔の私の職場でも一時考えたもの。
(4)全体査定:本人、上司、部下が意見を言って、査定をするもの、20年この方式を続けている。これが世間から注目される仕組みだ。(5)砂時計とキッチンタイマー:上司に相談するとき、これを使う、話をまとめてこないと時間切れになってしまう。この意味、よく分かる。(6)席替え年100回:これは席が決まっていないこと。
(7)通勤徒歩圏内に在住:これは羨ましい、これができるのは若い会社、(8)婚活サポート:これも若い会社の特徴、私の以前の会社では確か労働組合当たりがその役割仕組みをしていたような。(9)配偶者誕生日休暇:これも理由はよくわかる。
(10)花一輪:誕生日には、周りの人が花を一輪買ってきて机の花瓶に差すというもの。これは大したお金がかからず効果が高いと思う。(11)30歳記念ランチ、40歳記念夕食:私の会社でも、入社10年、20年、30年で昼食会と記念品、旅行費用を贈っていた。(12)初任給公開交渉:新入社員が自分の価値を計算してプレゼンする。これも世間から注目される仕組み、就活生に評判が悪く、残念ながら中止になったそうだ。
という内容。どうですか、これだけやれば、社員のモチベーションは上がるでしょう。この書籍、買って読んでみてくださいな。ウチの人財研の幹事さんには配って読んでもらうようにしました。