西尾幹二さんの新著『皇太子さまへの御忠言』(ワック)を読んだ。
雑誌「Will」5月号に掲載された時、とても話題となった「皇太子さまに敢えて御忠言申し上げます」(本書では改題されて「敢えて御忠言申し上げます」)をはじめとする、「雅子妃問題」「皇室問題」に関する評論集だ。
雅子妃の現状(病状含む)と、皇統の将来、つまり後継問題をめぐる様々な言説を検討(論破含む)しながら、持論を展開している。
軸となっているのは、皇室という「異質な界域」に、「平等」や「人権」といった近代理念を持ち込むことに対する、西尾さんの強い憂慮だ。
まず、今回もまた(っていうのもヘンだけど)、「何ものをも恐れぬ」という感じのテーマと内容に驚く。何しろ、相当きついことを、明確におっしゃっているのだ。
「今回の件は学歴能力主義と高級官僚の家系が「反近代」の
天皇家とクロスしたがゆえに起こった例外的な災厄」
「天皇家の人々は天皇制度という船の乗客であって、
船主ではないと私は言った。
船酔いをして乗っていられない個人は
下船していただく以外にないだろう」
「私が一番恐れているのは、皇室の内部に異種の思想が根づき、
増殖し、外から取り除くことができなくなる事態である」
いやあ、その見方・考え方への賛否はともかく、やはり西尾さんでなければ言えないし、書けない内容だ。
天皇制度に関する議論に、かなり大きな”一石”を投じる問題作である。
「御忠言」とは関係ないけど、忘れないように、書いておこう。
9月26日に、ポール・ニューマンが亡くなっていた。83歳だった。好きな俳優の一人だった。
映画館で、リアルタイムで観てきた作品は・・・
『明日に向かって撃て』69年
『スティング』73年
『タワーリング・インフェルノ』74年
『スラップショット』77年
『アパッチ砦ブロンクス』81年
『スクープ・悪意の不在』81年
『評決』82年
『ハスラー2』86年
『ロード・トゥ・パーディション』02年
感謝しつつ、合掌。
雑誌「Will」5月号に掲載された時、とても話題となった「皇太子さまに敢えて御忠言申し上げます」(本書では改題されて「敢えて御忠言申し上げます」)をはじめとする、「雅子妃問題」「皇室問題」に関する評論集だ。
雅子妃の現状(病状含む)と、皇統の将来、つまり後継問題をめぐる様々な言説を検討(論破含む)しながら、持論を展開している。
軸となっているのは、皇室という「異質な界域」に、「平等」や「人権」といった近代理念を持ち込むことに対する、西尾さんの強い憂慮だ。
まず、今回もまた(っていうのもヘンだけど)、「何ものをも恐れぬ」という感じのテーマと内容に驚く。何しろ、相当きついことを、明確におっしゃっているのだ。
「今回の件は学歴能力主義と高級官僚の家系が「反近代」の
天皇家とクロスしたがゆえに起こった例外的な災厄」
「天皇家の人々は天皇制度という船の乗客であって、
船主ではないと私は言った。
船酔いをして乗っていられない個人は
下船していただく以外にないだろう」
「私が一番恐れているのは、皇室の内部に異種の思想が根づき、
増殖し、外から取り除くことができなくなる事態である」
いやあ、その見方・考え方への賛否はともかく、やはり西尾さんでなければ言えないし、書けない内容だ。
天皇制度に関する議論に、かなり大きな”一石”を投じる問題作である。
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「御忠言」とは関係ないけど、忘れないように、書いておこう。
9月26日に、ポール・ニューマンが亡くなっていた。83歳だった。好きな俳優の一人だった。
映画館で、リアルタイムで観てきた作品は・・・
『明日に向かって撃て』69年
『スティング』73年
『タワーリング・インフェルノ』74年
『スラップショット』77年
『アパッチ砦ブロンクス』81年
『スクープ・悪意の不在』81年
『評決』82年
『ハスラー2』86年
『ロード・トゥ・パーディション』02年
感謝しつつ、合掌。