碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
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今年の“初取材”は、NHK『龍馬伝』

2010年01月03日 | メディアでのコメント・論評

週刊誌から、今年の初取材を受ける。

お題は、NHK『龍馬伝』。

今日の第1回目を、どう見たか、だ。

まずは、面白かったです、と答える。

岩崎弥太郎が“語り手”という構造を含め、福田靖さんの脚本がいい。

さすが、『ガリレオ』や『CHANGE』の脚本家。

次に、その脚本を映像化するために、NHKがきっちり予算と手間をかけていること。

民放の窮状が今年も進行することを思うと、これぞという番組に潤沢な予算を投入するNHKとの“格差拡大”が心配なほどだ。

演出は『ハゲタカ』の大友啓史ディレクター。

映像も期待を裏切っていない。

そして、龍馬の福山雅治、岩崎の香川照之、武市半平太の大森南朋と、俳優陣の芝居も充実している。

女優陣も、草刈サン、広末サン以外は(笑)、皆さん、達者だし。

とりあえず、来週も見ると思います。