碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

がんばれ、受験生

2010年01月17日 | 大学

ニュースを見ていたら、札幌の北大が映った。

今日も、かなりの雪だ。

そしてセンター入試である。

昨日、今日と、全国の会場で行われている。

がんばれ、受験生。

いろいろ言いたいことはあるだろうが(笑)、とりあえず、がんばれ。

(写真は昨日撮った札幌の風景)

タイムリーな土曜ドラマ『君たちに明日はない』

2010年01月17日 | メディアでのコメント・論評

発売中の『週刊新潮』(1月21日号)で、NHK土曜ドラマ『君たちに明日はない』についてコメントした。

原作は垣根涼介さんの同名小説で、山本周五郎賞受賞作だ。

とにかく、主人公である33歳の村上真介(坂口憲二)が、“リストラ請負人”だという設定が面白い。

企業からの依頼で、リストラ候補者を「希望退職」に追い込むプロなのだ。

確かに、これまでリストラ対象者を描いたドラマはあったが、リストラする側の人間が主人公というのは珍しい。

JALが1万5600人のリストラ計画を発表したりする中、実にタイムリーなドラマとなった。

で、私のコメント部分は・・・


だからサラリーマン必見というのは、東京工科大の碓井広義教授(メディア論)。「どうしたら会社で生き残れるかの反面教師として見たら、いろいろな心当たりが浮かぶと思います」


・・・という具合です。

原作では、この真介という男が不思議な魅力を持っている。

軽いようでいて、鋭い。

醒めているようでいて、熱い。

また、リストラのための面接で出会った41歳の芹沢陽子(田中美佐子)に魅かれる“年上好み”というところも憎めない。

全6話を見てしまいそうだ。


君たちに明日はない (新潮文庫)
垣根 涼介
新潮社

このアイテムの詳細を見る