まさに<梅雨の晴れ間>だろうか。
キャンパスの頭上にも青空が広がっている。
最近の出来事の中で、強いインパクトがあったのが、15日に横浜の私立清心女子高校で起きた事件だ。
加害者、被害者ともに15歳の高校1年生。
隣の席にいたクラスメイトを、刃渡り約12センチの包丁で刺したのだ。
しかも、その包丁は「(被害生徒を)刺すために」ホームセンターで万引きしたという。
相手を傷つけようとする意志と凶器の準備。
そして、「国語の授業中の15日午後0時15分ごろ、左隣の女子生徒の右脇腹を、着席した状態のまま突然、包丁で刺した」(産経新聞)
授業中に、隣に座っている同級生が、突然、包丁で襲ってくる・・・。
小説やドラマでさえ“有り得ない”ようなことが起きている、という現実。
何が、加害生徒をそうさせたのか。
刺した理由は、まだ定かではないが、「机に荷物を勝手に置かれたり、日ごろから(被害者が)うるさくて、憎くなった。けがをさせようと思った」と供述しているらしい。
だが、「それだけで」と納得がいかない部分と、もしかしたら本当に「それだけで」実行したのかもしれないという部分と、両方がある。
被害生徒は意識不明の重体が続いている。
今は、とにかく命が助かってくれたら、と思うばかりだ。