市民が一番ムダだといった100㍍ビルの公益施設 なぜ買うの?

2007-02-25 00:17:55 | Weblog
27日本会議に、東村山駅西口の再開発ビルに、東村山市の新しい施設を購入する議案が提出されます。

床面積
 2階  657.87㎡
 3階 1474.25㎡ 合計 2132.12㎡
概算購入価格
 10億200万円 です。
 ㎡当りの単価、46万9955円。
 市は、工事の進行具合に応じて支払いをする計画で、一定の支払計画は

 H18年度中 2億2044万円
 H19年度  3億0060万円
 H20年度  4億8096万円    です。


なぜ、いま、ビル床の買取りなのでしょうか。ビルは、これから建設されます。本当なら、建築が完成する2009年(H21年)、3月に提案がされるべきではないでしょうか。

また、金額的にも問題があります。
当初、65億円といっていたビルの建設費は、落札価格52億6000万円となりました。落札率は80%です。
であれば、公益施設の買取予定額も、初めの計画より、80%の金額での購入
してもいいのではないでしょうか。
つまり、予定価格の、8億160万円でもいいのではないでしょうか?

ところが、提案された、買取価格は、当初計画どおり、10億200万円。
約2億円の差額は誰のメリットになるのでしょうか。誰の懐に入るのですか?

この床は、市民誰一人として、要求した物ではありません。
東村山市の長期計画にも乗っていませんでした。
誰も望まないものを何のために買うのか、
三菱地所に、出来るだけ、マンションの部分を安く売ってあげるためです。
不動産事業の、利益を確保するために、市民の税金が使われるのです。

高い税金を払っている市民の気持ちを逆なでするような議案です。

この再開発を、よりお金のかからないものにするには、
ビル床の買取をストップすることと、
地下の駐輪場建設を中止するしかありません。
住民投票を求めた市民が、一番問題にしていたのも、このビル床の買取りです。

今年、4月には市長、市議選が行われます。
床の買取は、この選挙後の、新しい議会、新しい市長に委ねるべきです。

なぜ床の買取を急がなければならないのでしょうか。
市長が変わったら、この買取を拒否するかも知れず、そうならないよう、今のうちの契約をしておいて、新市長が拒否しても、「いまさら解約できない」ものにしておくためですか?

市民の代表たる議会は、この議案の撤回を求めるべきです。
そして、4月の選挙で、市民に審を問うべきではないでしょうか