迷惑な置き土産 100mビルの新施設10億円の買い入れ

2007-03-01 12:21:20 | Weblog
先日、報告したとおり、2月27日、第一回定例会初日、市民が一番見直しを求めていた再開発ビルの公益施設の買い入れ議案が、可決成立させられました。
市民にとって、今後、財政負担含めお荷物となる迷惑な買い物であり、任期切れを前にした市長と議会の迷惑な置き土産となります。
議会の議論の中から、報告します。

日本共産党が反対した理由は先日報告したとおりです。
市民の理解が得られない。
市民が望んだ施設ではない。総合計画などの長期計画に予定された施設でもない。
ムダ使いを見直すのは、この施設の買取が一番である。
などの理由でした。

この議案の質疑で、
自民党ですら、なぜ今かと質疑をしました。
建物も建っていない、姿かたちも全然見えない物を買う、その意味が分からないのは、常識的に考えて当たり前です。
ところが、自民党の鈴木議員、こうした疑問を呈しながら、賛成しました。

住民投票に、賛成した市民自治の会、
やはり「今なぜ議案提案なのか・・・」と問い、
「答弁は納得いかない」といいながら、それでも、一も二もなく賛成。
納得いかないものに、なぜ賛成できるか、不思議でしょうがありませんけど・・・

公明党は、この問題では、一言の質問もせずに
ただ、賛成と手を挙げただけ。

民主党は、住民投票の際に、「公益施設の買取は見直しを求める」と言ったにもかかわらず、賛成。一体どうなっているの?

日本共産党は、この議案は、「四月の選挙が終わった後、新しい市長と、議会に任せるべき」と、この買取り議案の撤回を求める署名を緊急に提案、わずか2~3日で809名の署名が集まり、市長に提出。
その前に、民主党に議案の撤回を共同で取り組もうと呼びかけましたが、
民主は「2~3年は運営してみて、上手くいかなかったら、民間に売却する」と、
買取り議案に賛成。
しかし、国の補助金を導入して買う施設、2~3年で売却できるはずもなく
何をかいわんやで、市民にうそをついたことになっています。

そんなこんなで、10億円のムダ使いが
自民、公明、民主、市民自治 の賛成で決まってしまいました。

こんなに市民の意向とかけ離れた議会、このままでいいのでしょうか
東村山市は正念場を迎えています。

選挙で、市民の審判を受けては、ビルの中の施設の買取がだめになることを危惧し、自分の在職中に、購入を決めておけば、
「議会の承認を得た」と、市民に諦めさせることが出来ると踏んだのでしょう
姑息な手段です。

しかも、その施設の買取りだけでなく、
準備費も、年間の費用も一切明らかにせずに、施設の買取だけを決める
こんな置き土産はゴメンです。
こうした、情報がいっさい明らかにされない議案に賛成する諸君の
市民に対する責任は、一体どの様に果たせるのでしょう。
選挙で当選した後は、自分かってに判断していいとでも言うのでしょうかね~
住民が主人公ではないのでしょうか