予算委員会が終わりました

2009-03-19 11:09:56 | 東村山市の政治、議会
昨日、予算特別委員会が終わりました。

新年度予算は、
学校の耐震化や、妊産婦健診の14回無料
緊急雇用対策、
公民館、集会施設の使用料値下げなど
市民の要望が一定反映したものとなっている
そこは、きちんと評価したいと思う

しかし、一方では、お金が無い、財政再建だ、行革だといって
高齢者福祉をさらに後退させ
また、生活が厳しいご家庭のお子さんへの就学援助
“準要保護世帯就学援助”の制度を後退させた
これは、学用品代、制服代、給食費、移動教室・修学旅行費、医療費など
生活保護基準の1.5倍の所得の世帯へ支給していたものを
所得基準1.4倍に引き下げるというものである
この引き下げによる財政効果(敢えて効果といいますが・・・)は
約1900万円 

ところが、西口再開発ビルの新しい公益施設には、今後毎年1億円を費やす

私の、これまで持ちこたえてきた制度を、今ここで引き下げるのはどうかという質疑に
市長は、
「確かに、厳しい状況ではあるが、生活保護の1.5倍の所得というのは
裕福とは言えないまでも、そんなに困ることは無いと思う」
と答えました。
また、民主の議員の質疑には
「所得が減れば、支給の対象にはなる」とも

もちろん、所得が減れば支給の対象になる。
しかし、年間小学生で7~8万円、中学生で14万円 
の補助を受けていた家庭が
これを受けられなくなることへの負担の重さは、
諸物価が上がっているときに、ずしりと子育て家庭に響く
財政難だといって、子どもたちにこうした仕打ちをすることがなんとも情けない

そして、新年度予算には
今後の、東村山市の大型公共事業の呼び水となる
開発の調査予算や、大型道路の用地買収予算がついた
西口再開発が終わって、市民がやれやれと思っているときにである

こうした予算に
自民、自治クラブ、公明、民主、希望の空が賛成
反対したのは 共産党、草の根、生活ネット、地元のチカラである