第2保育園を民営化することが明らかにされ、具体的に進みだしました。
3月6日の保護者への説明会の問答集が、東村山市のHPで掲載されています。読んでみました。
質問には答えているものの、保護者の質問に的を得た答えはないように思えます。
市長は、公立保育園7園中4園だけを残し民営にするといいました。
今、保育園が不足して待機児が保育園二つ分もいます。
今年4月から、第2保育園の乳児枠の定数を10人増やしてお茶を濁しても、待機児の解消には程遠いという事態です。
民間の社会福祉法人に、補助金をだして、新設保育園を誘致するというなら兎も角、第二保育園を廃止して代わりの保育園を民間に作らせようというのは何をかいわんやです。
以下市のHPから、保護者への説明会の質疑応答の対し、私の考えを述べたいと思います。
なぜ第二保育園が民営化か?
園舎が老朽化している。園舎北側に市有地の公園があり建替えができる。定員を拡大できる。
福田のつぶやき=建替えの費用を民間に出させる?社会福祉法人は金持ちだから?ありえない!
なぜ民営化すると財源が増える?
運営費に市立は約2億円、私立は約1億5千万円。また国・都からの補助金も私立のほうが手厚くなっている。
福田のつぶやき=約5千万円の差は、保育士の経験年数による給与の差や処遇の差です。国や東京都の補助金も私立に手厚いのではなく、自民党公明党の政権が公立保育園への負担金をなくしたことによって私立が手厚いように見えるのです。
保育料はどうなるのか?
保育料は変わりません。
福田のつぶやき=保育料は、認可園である限り違いません。だから公立保育園があることが重要なのです。私立の保育園の運営費を公立並みに充実せよと要求する根拠が存在するからです。
公立保育園を廃止する一番の理由は、保育に掛かる費用を安上がりにするためであることは間違いありません。
なぜなら、人件費の削減と、東村山市議会与党が求め、歴代自公民市長が職員削減を目的に市政運営を行い、民間に東村山市の仕事を移管することで職員を大幅に減らせるからです。
子ども達の育児を保護者に変わって行う義務は自治体にあります。その自治体の責任を、肩代わりし、一緒に支えてきたのが社会福祉法人立の保育園です。
公立保育園を次々に減らしては自治体の責任は果たせません。
4園は公立を残すといっても、信用できません。
なぜか? 小学校給食の民間委託、法律的にも問題があると思うのですが、
それは兎も角、7校は直営で残すといってきた前市長の議会での約束を、公明党などの要求で、全校民間委託に向かって勧めることに今の市長が方針を変更したからです。
目先の安上がりに惑わされず、公立保育園を守りましょう。
民間のほうが柔軟にサービスが提供できる?
馬鹿言っちゃ行けないよ、公立でやれと、市長が言えばいいだけの話です。