議会最終日、議員の条例提案を議会自らが妨害した

2011-10-05 12:59:56 | 東村山市の政治、議会
9月議会最終日の10月4日
リサイクルセンターの建設へ発注仕様書策定委託料を含む
一般会計補正予算が提案され、自民、公明、みんなの党の賛成多数で
可決された。

リサイクルセンターの建設関連予算は
議員全員が納得していなかったのは間違いない
なぜなら、この議案の討論で
全ての会派が、この予算案への賛否はともかく
リサイクルセンター問題で厳しいコメントを発したからである。

日本共産党は、質疑を通して
旧特別委員会が提起した問題をきちんと取り組むのか
突然浮上した秋津町住民の就労問題やそれに伴う施設拡張問題をどうするのか
について、きちんと質し、
疑義が残るときは予算案の修正を求める提案を
変ろう議会・東村山、草の根市民クラブ、市民自治の会と共に用意して臨んだ。

当日の各会派の質疑を集約すると以下の通り
①ペットボトルの外部委託は
 ★900万円高い
 ★容リプラの混合収集では 品質の悪化を招くと、 
拒否の姿勢に終始

②発注仕様書作成委託について
 ★性能発注仕様書=H24年3月出来上がる
 市長は、 *議会が発注仕様書確定後の変更を要求するなら、その覚悟はあると答弁。

③託児室、見学コース、集会室など施設問題で
 ★今回の仕様書は第2案(1案より縮小)でいく。
 ★見学ルート、託児室は入れない。

④就労問題=決まっていない
 ★地元請負就労は幾つかの方法の内の一つ
 ★参加の意向の確認をしているだけ
 ★会社組織を立ち上げる経費は市が負担=言い過ぎた

決まっていないと言いつつ③④について、
今後も協議を続けることを明言。

4日の質疑は、与党の自民党や公明党の理解を得るために
就労問題や施設問題は、今後議会とも協議をするという答弁が用意された。

しかし、共産党や変ろう議会、草の根、市民自治の会などの
質疑には、十分に、また誠実に、疑義を解明する答弁はなかったのである。

変ろう議会の佐藤議員が4会派を代表し、予算案の修正動議を提案
しかし、自民党、公明党が、この修正案を議事日程に追加することを拒否し
修正案そのものを議論の俎上にすらのぼらせなかったのです。

議会が 議論をするという自らの役割を否定していいだろうか?
自ら 襟を正さずして 
市政のチェックなど出来るはずがないと思うのである。