認可外保育施設 本当に基準守られている?

2017-05-23 19:04:52 | 政治
5月22日付東京新聞は朝刊25面で、
2016年3月
生後6か月の赤ちゃんが亡くなった大田区の認可外保育施設は、
〇複数の保育者で子どもを見る
〇保育者の3分の1以上が有資格者
〇乳幼児突然死症候群の予防への配慮がある
などの重要事項で、
何度も東京都の立ち入り調査で不備を指摘され、改善を求められていたが
改善されないまま園児を募集、保育を続けていた。
(閉鎖命令で今年3月に閉園)
そして、そのことは保護者には積極的に知らされていなかったと
報道していた。

この報道を受け、
東京都福祉保健局のホームページで立ち入り調査の結果を見てみた。
本当に小さな字で、見にくい。

2016年度の中に東村山市の保育施設は入っていなかったが
わが娘の働く保育施設のことを考えるに
本当に、日常的に
複数の目で子どもを見る体制が確保されているか?
有資格者は、常勤でなくともよいことになっているのでそれで安全が確保されるのか?
有休を取ったらどうのように複数体制を確保するのか?
等々立ち入り調査の結果を疑おうと思えば疑える実態である。

基準に合っていても、有給休暇は取れない。
誰かが病気で休むと代替職員はいなくて保育に支障をきたすなど
現場の保育士は、ギリギリの人員の中で保育をしている。
こうした実態を自治体が厳格に把握し、
責任をもって子どもの命と安全が守られる保育施設になるよう取り組んでもらいたいと思う。
とりわけ、自治体が認可する小規模保育所が存在するようになったことで、
その責任はますます大きく、重大になったと思う。