国保税値上げに賛成し、新たな滞納者が生まれないように丁寧に対応ってどういうこと?

2008-12-13 04:09:04 | 政治
11日、生活文教委員会で、国民健康保険税の値上げが可決されました。
生活文教委員会で、値上げに反対したのは共産党の保延務議員のみでした。

11日は怒り心頭で、そのままブログを更新したら過激になりそうなのでやめ、今報告を書いています。
でも、今でも、怒りはおさまっていません。

既に、このブログでもお知らせしたとおり、
今度の国保税の改定は、
均等割で差し引き一人当たり8000円という高い上げ幅であり
今後所得の低い世帯で家族の多い世帯に重い負担を負わせる制度の大改悪です

市長は、
減額率が現在の6割、4割を 7割、5割、2割と引きあがるから
所得の低い世帯は逆に引き下げになる
といっていました。
確かに下がる世帯もあります。

しかし、合せて8000万円を越える値上げの効果を市が見込んでおり、
値上げになる世帯が圧倒的に多いからこそこの値上げの効果がでるわけで
多くの加入世帯の生活が今後苦しくなることは必至です。


また、今後毎年値上げが行われれば
今回下がった世帯も、来年からは間違いなく引き上げられるわけで
生活が苦しくなることは目に見えています。

委員会審議の中で、国保財政の悪化は国に責任があることを、どの会派も認めながら、
結果としてその原因を、市民が医療費を多く使っていることに帰し、
市民に責任を押し付け、負担を増やすことで乗り切ることに賛成したことは
どんなに、市民の生活が苦しいのは理解すると
新たな滞納にならないように丁寧に相談にのってくれと
口当たりの良いことを言っても、
市民の苦しみを理解し、くらしを守る立場に立っていないのでは

また、厚生労働省が健康保険証を持たない子どもが3万人を越えていると発表しましたが、
その調査に、東村山市は無保険のお子さんはいないと回答していました。

でも本当は、短期保険証が発行されているものの、
窓口に取りに来られない、つまり、お金が払えなくて、
結果として無保険になっている世帯が現在650世帯あり
その内、233人が18歳未満のお子さんであることも、保延議員の質問で明らかになりました。

厚生労働省の調査は正確でないことになりますし、
当市の厚生労働省への報告に偽りがあったことになります。
東村山市は、子どもさんの保険証は送付する言いましたが
今回の値上げは、このような状態に拍車を掛けることにつながります。

いずれにしても、本当の無駄を削る算段もせずに、
議会がそれを求めもせずに、
市長の提案のとおり、住民の負担を増やすことに賛成するなどあるまじきことでは無いでしょうか

委員会の賛否の討論を聞きながら、情けなくて体が震えるようでした


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