今日8日、私の一般質問が終わりました。
その中から、今日は、東村山市が次に進めようとしている
西武線秋津駅南口とJR新秋津駅の間の開発についてお知らせします。
秋津駅は今近隣住民が中心になり、まちづくり推進協議会を立ち上げ、
開発をどんな方法で実施するか勉強しているそうです。
情報コーナーで見つけた
『秋津駅南口街区整備計画策定調査報告書』の問題も含めて質してみました。
(黒文字は福田の質問、赤字は答弁です)
秋津駅南口再開発について
(1)まちづくり協議会における協議について
①協議会の協議の経過、視察先など聞きたい
答え=H7年にまちづくり研究会、H17年にまちづくり推進協議会を立ち上げ、
良好なまちづくりの機運の向上を図っている。
②その際、事業費も含めて検討をしているか
答え=久米川駅北口、東村山駅西口広場などを視察。
今年度の西口完成イベントを視察した
③協議の到達段階と今後の取り組みの方向を聞きたい
答え=事業費の検討はしていない
(2) 秋津駅南口街区整備計画策定調査報告書(H10年度作成)について
報告書には秋津駅と新秋津駅を結ぶ地域の開発で、
唯一事業費も含めて掲載されている。
報告書によれば事業費は 246億3500万円、
市の公共施設整備費は 36億7000万円を含め総額は283億円。
①調査目的
答え=南口の将来のまちづくりへ安全性と都市基盤整備、商店街活性化のため
②報告書の作成業者名
答え=財団法人・都市計画協会
福田注/この会社は国土交通省の天下りで作られていると言っても過言で
はない。会長は国土交通省事務次官、副は三菱地所社長、飯田橋セント
ラルプラザの社長、横浜都市未来社長等々、非常勤理事には再開発関
係の役員がずらり・・・。答弁後調べてびっくり
③現段階でのこの調査報告書の位置づけを聞きたい
答え=話し合いのたたき台。勉強や検討会の材料だが“案”ではない。
④協議会メンバーは報告書の存在を知っているか、協議の材料になっているか?
答え=報告書は協議会と意見交換をして作成。勉強で利用している。
⑤今後、この報告書が実施に移されることがあるか、ないか
答え=即実行ではない。
(3) 『秋津駅・新秋津駅の乗換利便性の向上報告書』(H16年3月作成)について
この報告書は、まちづくりについて具体的に提案している。そして、秋津駅の開発
を進めるには早く東村山駅西口再開発を終わらせるべきだとも書いている。
①この報告書の当市における位置づけを聞きたい。つまり次は秋津駅再開発が重要な事業となるのか?
答え=周辺商店街と乗換の利便性について検討したもの。さらに検討調査が必
要。考え方を示したものである。秋津駅は中心核の一つと位置づけてい
る。
②この報告書はどこが作ったものか
答え=国土交通省関東運輸局
③「検討会」は誰が組織し、誰がメンバーか。現在も継続しているのか
答え=国土交通省関東運輸局が呼びかけた。今は埼玉県を事務局に行政連絡
会でフォローアップをしている。
④まちづくり協議会の協議の材料になっているか
答え=協議会で座談会を開いた(関係者を招いて?)。意見交換の材料。
(4) 秋津駅まちづくりに関わる情報の発信と公開について
①協議会での協議や視察先、検討の方向・内容、事業費の試算など、広く市民に知らせる必要があると思うが考えは?
答え=会員が組織を運営している。市民主体である。東村山市が主体で進める
ようになれば公開する。
②全てが決まってから、聞き置くだけの説明会にならないためにも、始めの一歩からの情報の公開は必要である。考えは?
答え=皆で作るスタンス
③市としてどの程度の事業費をかけることができると考えているか
答え=考えていない。市の施策の重要な課題であるが、事業費は想定できな
い。
このブログを書くのに、インターネットで調べながら進めた。
その結果、秋津駅と新秋津駅とを結ぶ“まちづくり”は、
国土交通省の天下りの役人で作られた再開発会社と
大手ゼネコン(三菱地所?)がお膳立てした再開発、
莫大な税金をつぎ込む大型公共事業の計画ではないかと思えてきた。
西口の愚を犯さないために、
市民の注視が必要だと痛感した。
今年度の調査費の予算105万円が…気がついたら、西口のように26億円も使ってしまって手遅れになっていたということにならないように注視していきたいです。多額の税金を使うのであれば、一部の人たちの利益に終るのではなく、多くの市民の願いに沿ったものにしていけるとよいですね。
こちらでも、三菱地所さんがからんでいるとは!驚きです。
情報をありがとうございます。