福島第一原発立地自治体からの避難者住民に教えられました。

2013-09-20 17:43:43 | 原発問題について
福島第一原発立地自治体からの避難者住民に教えられました。


被災地の避難者の皆さんと懇談もしました。

大熊町の皆さんは、3・11の当日
実は、その深夜に、まち境に大型バスが集結していたが
住民は何も知らされておらず
翌日、突然、バスに乗れと言われ
何がなんだか分からない内に、
乗ったら、そのまま家に帰れず、転々と避難生活が始まったと
憤りをもって話しておられました。

自治会長さんが、皆さんの声を代弁して、

見通しがもてないのが一番つらい
原発事故は人災なのだから
一言、まず謝ってもらいたい
それがあれば、前に進める気がするけど
結局誰も謝ってくれていない

と、なんとも言えないお顔で話しておられました。

そして、大熊町は多くの人が何らかの形で原発に関っており
すっきりと 原発反対と言えないけど 心の中では色々考えている とも。

大熊町は、全体が貧しく 冬は関東地方に出稼ぎに行くような暮らしだった。
そこに原発が来ることになって、働く場所ができた。
だから、原発を誘致した。

事故が起こるなんて考えていなかった。

聞けば聞くほど、
原発は、経済的にも苦しい、過疎の町に
働く場所ができることを条件と示し、
危険性は全く知らせずに
金に力を持たせて建設したんだな~との想いを強くし、

町の人々の あの時に反対しておけばと言う
心の奥底の想い、決して口には出せないであろう想いを知らされた気がしました。

原発は 全ての炉を みんなの力で 廃炉にすることこそ
立地地域の住民の皆さんの命と暮らしを守る道だと
改めて 考えました。

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