日本語教室 ボランティア2カ月目

2017-06-02 12:33:02 | 教育
暇になったので
2月から子どもたちへの日本語支援のための講座を受講
4月からは 実際のボランティアが始まった。
週2回の教室のうち 1回を恒常的に受け持っている。

日本語指導の教科書に沿って教え
聞き取りで書くことや
読むこと
練習問題や単位ごとのテストで定着を確認していく。

子どもの進行具合に合わせて
自分でもテストの回答をし、講師に採点をしてもらうのだが
結構間違える。
難しい~ と痛感しているこの頃である。

講師の中山先生が代表を務める「東京の日本語教育を考える会」が
5月28日 集いを開いた。
残念ながら参加できなかったが、
赤旗(17.6.2)に記事が載っていた。

日本で生まれ育ち、外国籍とつながる子の学習権をどう支援するか
がテーマであった。
講演をした石井恵理子東京女子大教授は
「コミュニケ―ション能力は高いため、学習を支える日本語力の貧困さが見えにくい」
と指摘している。
確かに、話せる子はいる。
しかし、学校で教科のテストでは正答できているだろうかと思われる子どももいる。

そして石井教授は
母語を習得する言葉の発達段階を踏むことが日本語の取得にも必要で、
親の母語でもよいから、親子で会話や絵本を楽しんでほしいとも話していたという。

今 市の日本語教室に来ている子どもには
小学校や中学校に、
母国から転籍をする子や
父親の母国は日本であるが、その仕事の都合上外国で生まれ育ち帰国した子
などがおり、
年齢も幼稚園児~中学3年生までと幅広い。
母語を習得せずに来日し、学校へ入ったものの、授業ではお客さん状態になっているだろうなと想像できる子は多い。

講師の中山氏は、外国とつながる子の年齢がそうだからと言って
いきなり中学3年生に編入させるのはやめてほしいと言う。
日本の高校受験は、外国につながる子どもが合格できるような配慮がされていないからだという。

先の集いの記事では、
三鷹市のNPOが日本語の学習や子育ての相談ができる場の運営をしていることや
支援の輪が広っがていることも伝えていたが
東京で見てもまだまだ深刻な状態にある。

このボランティアに関わって、講師の中山先生の考えを聞く機会を持ち
支援のあり方など考えさせられることが多くなった。
まだまだ、自分でも日本語そのものの学習と教授法を勉強しながらのボランティアであるが、
市内での支援が広がって行ければ・・・と考えつつ取り組んでいる.。

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