上達は基本のくり返し、そして自ら気づくこと
5月から6月に予定されている「舞踊の会」。
着付けを担当する「きつけ塾いちき」の衣裳方は、「会」の成功の為に、手合わせが続いています。
学ぶ内容は、古典舞踊の基本的な着付けのくり返し。
わかっていながら、なかなかうまくいかないものです。
悩みながら、要求されている着付けを目指すのがお稽古。
先輩の着付けを盗めばいいのですが、何を盗んでいいのかわからない。
わかればこんな簡単なことはないのですが…。目の前で観ていてもわからない。
そして、考えているうちに、「あっ、そういうことか!」。
ひらめきというか、まれに自分で何かに気づくことがあるのです。
技術はそれのくり返しのようなところがあります。
今回は前回より、各流派のお役にたてる体制で準備がすすんでいます。
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5月から 6月にかけて、「舞踊の会」を6ヶ所で
花柳流・若柳流・吾妻流・芳柳流・若柳臣流など各流派の皆さまのご用命で、舞踊の着付けにまいります。
5月5日の「舞踊の会」の着付けを皮切りに、5月15日、5月22日、5月29日、6月5日、6月12日と、ほぼ毎週日曜日に日本舞踊の着付けが続くわけです。
前日のリハーサルを入れると、毎週末は着付けのオンパレードです。
アクシデントもありまして。
先日、大切な衣裳方の要の二人が、一人は手術、一人が手首を負傷と、しばらく隊列に戻れなくなりました。
早く帰ってきてほしいのですが、やむを得ないアクシデントです。
ですから、衣裳方集団が一体になって取り組む必要があります。
そのための手合わせは、これから一週間ことさら大切。
私たちを頼ってくださった各流派の成功のために、全力で取り組んでいきましょう。
着付けの準備(左)と着付け本番(右)
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衣裳方の股旅、芸者、舞妓から、振袖の補整まで
毎月行なっている、「ももち文化センター」(早良区)と、「KMMビル」(小倉新幹線口)の「舞踊と振袖の着付け専門特別講座」。
今月は、5月11日(水)、12日(木)➠ももち文化センターで/5月13日(金)➠KMMビル/でそれぞれ行われます。
今回の講座は、日本舞踊の着付けが、裾引きの一文字、股旅姿、裾引きに柳、裁付袴、はしょりに後見、男の着流し、京の舞妓など多彩です。
振袖の着付けは、サラシによる補整、男の羽織袴、が予定されています。
受講生の皆さまへ
受講当日の会場は、下記の図のようになっていますので、ご了承ください。
事故のないように気を付けてお越し下さいませ。お待ち申しあげております。
ご見学は自由です。
当日の見学はご自由です。
気楽にお越しくださいませ。
お待ち申し上げています。
お問合せは 090-4489-9745 市来まで
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「舞踊と振袖の着付け」➠頭を切り替えて…
各流派の「舞踊の会」と、来年の新成人の「前撮り」の着付けの手合わせが始まりました。
しかし、「舞踊と振袖の着付けは、基本的に異なる」ところがあり、「頭の切り替え」をしないと、振袖の着付けが、舞踊の着付けの時に出てしまったり、逆の場合もあるのです。
つまり、
舞踊の着付けを引きずっていると、芸者のような粋な振袖の着付けになってしまったり、振袖の着付けのあと、油断すると、初々しい?芸者が出来上がったりと、ややこしいわけです。
解決する方法は一つだけ、舞踊の世界から振袖の世界へ、振袖の世界から舞踊の世界へ、頭を切り替えることが大切になります。➠つまり、リセットが必要です。
そんなことに注意しながら、手合わせがすすみ、5月・6月の準備が進みます。