きんちゃんのぷらっとドライブ&写真撮影

「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

三重に見る共闘の現場(下) 市民の力 大きさ実感 共産党ぬきではありえない

2017-12-18 11:08:18 | 総選挙(2017年)
三重に見る共闘の現場(下) 市民の力 大きさ実感
共産党ぬきではありえない


紆余(うよ)曲折の末に三重1区、2区でスタートした共闘の選挙戦。しかし順風満帆にはいきませんでした。共闘候補を前面に立てて応援したい市民連合と、共闘を押し出すことに否定的な連合との間で調整が難航しました。
そこで各地域に根差した市民連合が力を発揮。「市民連合伊賀名張」呼びかけ人の名嘉眞正さん(46)は、中川正春2区候補(無所属)の事務所に連日通い、交渉を続けました。
一緒に街頭にたてるようになったのは選挙中盤以降。14、15日に名張市と鈴鹿市で市民が主催した街頭宣伝が転機になりましだ。カラフルな風船やプラカードを掲げ、雨の中、地元の市民が中川氏の政策を応援。中川氏が掲げる「議員の女性比率向上」にとりくむ大学教授も応援しました。
「参院選のときと同じで、市民の応援を受けた候補者が大きく、力強くなっていくのを感じた」と名嘉眞さん。「誠意を行動で示し信頼関係を築く中で一緒にやれることが増えていった」と言います。
この街宣には共産党の三原淳子名張市議や地元の党員も参加していました。「市民の力の大きさを感じました。こうやって共闘していく、統一戦線をつくっていくんやってうれしかった」。党支部は連日のスタンディング宣伝や電話かけなどに奔走。訴え方も試行錯誤しながら「比例は共産党、選挙区は中川」と最後まで支持を広げました。
1区でも同じように共闘の選挙戦が発展。最終盤の津駅前の街宣は、「みんなのための政治を、取り戻す」のプラカードを掲げた人びとの熱気にあふれました。



1区・松田直久氏の勝利へ街頭からアピールする市民ら=10月15日、三重県松阪市

自民に迫る結果
結果、2区で中川氏が自民候補に10ポイント近くの差をつけて勝利。1区の松田直久氏(無所属)は大きくリードされていた自民候補にあと一歩と迫りました。
「市民連合みえが橋渡しした野党共闘の脅威が、前回参院選に続いて増してきた」。「産経」は自民党三重県連の中森博文幹事長の発言を紹介しました。
日本共産党には、民進党や市民から感謝や敬意が寄せられています。大嶽隆司県委員長は「共闘の選挙を通じ新しい友人を得ました。野党共闘は形式じゃない。地域ごとに実情も違う難しいたたかいでしたが、その中で私たちも変わった。比例が減ったのは残念ですが、未来をみすえ共闘の道を進みながら共産党自身も力をつけたい」と議論を進めています。
「共産党がいたから共闘が生き残れた場面が何度もありました」。名嘉眞さんは「安倍政権に対抗するベースをつくり、“屋台骨”として苦しい時こそ支えてくれる。共産党ぬきというのはもうありえません。比例で減らしたけど信頼は広がっていると思います。共産党の誤解をとく責任は市民にもあると思っています」と話します。

「共闘うちでも」
市民連合みえは今、安倍政権の憲法9条改憲阻止へ過去のいきがかりを超えた共同を広げ、日常から対話を進めようと行動しています。選挙後は当選した議員との懇談会も行い、市民と議員が同じ目線で意見を交わしています。逆流の選挙戦のなか地域に根差した市民連合も新たに複数誕生。
選挙後、「うちでもつくりたい」という声が共闘が実らなかった地域で上がっています。
市民連合みえ呼びかけ人の岡歩美さん(26)は話します。「これまでつながっていなかった人ともつながって、さらに運動を広げたい。社会を変えるって難しいと思っていたけど、市民一人ひとりが動けば変えていけるって感じています」
(おわり)

「しんぶん赤旗」日刊紙 2017年12月16日付掲載


総選挙での市民と野党の共闘。「うちでは関係なかった」という声をよく聞きますが、「今度はうちでも共闘を」との立場で頑張ろうではありませんか。
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三重に見る共闘の現場(上) 市民の奮闘 野党応えた

2017-12-16 11:13:41 | 総選挙(2017年)
三重に見る共闘の現場(上) 市民の奮闘 野党応えた
直談判・メール・電話…「諦めたら終わり」


10月の衆院選で三重県では、市民と野党の共闘を実現した2区で野党統一候補が激戦を制し、1区でも自民候補を猛追。自民党県連に衝撃を与えました。逆流を乗り越えたたかった共闘の現場を、改めて見つめました。
(伊藤幸)

衆院解散の9月28日。「市民連合みえ」呼びかけ人の岡歩美さん(26)は衝撃を受けました。民進党が両院議員総会を開き、希望の党への合流を全会一致で決定したのです。
直前まで、民進党、共産党、社民党の各県組織や候補者と政策協定を調整し、1・2・4区の野党統一候補の発表の日取りを相談していた段階でした。
希望への合流という話も伝わってきましたが、「そんなことはあり得ない。きっと両院議員総会で止めてくれる」。昨年の参院選で野党統一候補の芝博一参院議員を勝利させ、それ以来、信頼関係を積み重ねてきました。
それだけにショックは大きく、「市民の方を全然向いていない。選挙で勝つためなら何でもする、永田町の都合だけの政治になっている」と感じました。
同時に「関わり続けるしかない」とも思いました。「裏切られ、もうやりたくないと市民が手を離したら、もっとこっちを見ない政治になる。ここで諦めたら本当にもう終わりだ。やらなきゃ」と。



政策協定を結び握手する(左から)社民党・佐藤正明県連代表、民進党・三谷哲央県連代表代行、市民連合みえ・岡歩美さん、共産党・大嶽隆司県委員長=10月6日、津市

呼びかけに応え
すぐに市民連合みえのメンバーと連絡を取り合いました。同日夜に、憲法違反の安保法制廃止、立憲主義回復が共闘の「扇の要」であり、安保法制を容認する希望への合流は理解できないと表明。「市民と野党の共闘を終わらせることなく、引き続き努力しましょう」と呼びかけました。
同じ日、日本共産党の志位和夫委員長は希望との連携の余地はないと明言。逆流のもとでも勇気を持って共闘の道を進むという政党、議員、候補者と共闘を追求したいとメッセージを発していました。
ここから共闘再構築へ向けた巻き返しが始まります。市民連合みえや、各地域で結成された市民連合のメンバーが、4選挙区の全候補者に直接会いに行きました。「希望とは一緒にできない」「政治家として理念を曲げず信念を貫いてほしい」「政党や市民と築いてきた信頼関係を壊さないで」―。夜8時、9時からの説得が続きました。候補者だけでなく民進党県連にも足を運び、芝参院議員(県連代表)にも訴えました。メールや電話も使い何度も何度も呼びかけました。
希望が公認候補を発表する10月3日の朝、1区の松田直久氏が無所属での立候補を表明。希望の公認を受ける考えを示していた2区の中川正春氏も、一転して無所属での立候補を明らかにしました。
3区の岡田克也氏も無所属立候補を表明。一方、4区の藤田大助氏は希望からの立候補を決めました。

揺るがない矜持
日本共産党三重県委員会も「ギリギリの対応」でした。民進党の希望合流方針以降、それまでの全区共闘路線から一転、全区立候補への準備に追われました。一方で共闘を最後まで模索。1、2区で党候補取り下げを発表したのは6日でした。
同日、三重県庁で民進党、共産党、社民党県組織の代表と市民連合みえによる政策協定調印の会見が行われました。会見の場に松田、中川両候補の姿はありませんでしたが、市民や各野党代表は一様に明るい表情でした。
伊勢新聞は、このとき共産党の大嶽隆司県委員長が「誰よりも笑顔で報道陣のカメラに収まった」として、こう書きました。「独自候補を失うという重い決断。直接のメリットもない」「それでも大嶽は不満そうな様子を一切見せずに統一候補を支援する。なぜか。離合集散の野党に翻弄(ほんろう)された感想を尋ねると、こう話した。『うちの党はぶれない。私は共産党で本当に良かった』。激動の政界にあっても揺るがない党が大嶽の矜持(きょうじ)なのだ」
(つづく)

「しんぶん赤旗」日刊紙 2017年12月15日付掲載


最後まで野党共闘をあきらめない。市民運動の積み重ねが野党の背中を押しています。三重2区で野党統一候補の中川正春氏が当選。3区では岡田克也氏が当選しました。
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21年ぶり 自民独占崩す 高知2区 共産党の底力に注目

2017-10-30 17:07:30 | 総選挙(2017年)
21年ぶり 自民独占崩す 高知2区 共産党の底力に注目

自民党の元農水大臣との一騎打ちとなった衆院選高知2区で、市民と野党の共同候補、広田一氏(49)=無所属=が約2万票の大差で勝利しました。高知県内では21年ぶりに自民党独占を打ち破る歴史的快挙です。独自候補を降ろし、共闘に力を尽くした日本共産党の底力が注目されています。
(高知県・浦準一、酒井慎太郎)

「安倍政権に鉄ついを下す。そのために、重い重い決断をしてくれた」
22日夜、当確の一報を受けたインタビューで、広田氏がまず語ったのは、一本化のために立候補を取り下げた共産党の島﨑保臣氏(34)への感謝の言葉でした。「安保法制廃止の大義を貫く広田さんの決意に応えた」という島﨑氏は比例候補として駆け回り、「2区から自民党政治に代わる新しい政治をつくろう」と訴え抜きました。



訴える広田候補(中央)と応援に駆け付けた小池書記局長(右)、白川候補(左)=10月14日、高知市

流れ持続させる
選挙事務所に駆け付け、広田氏に花束を手渡した島﨑氏。その場で仲間と抱き合って喜んだ無所属県議の上田(あげた)周五さん(67)はこうした光景に「共同して本当によかった。この流れを持続させたい」と語ります。県内の「広田一さんを応援する超党派議員連盟」会長です。
広田氏が9万2179票を獲得したのに対し、自民党の山本有二氏(65)は7万1029票。広田氏は2区内の18市町村のうち15市町村で山本氏の得票を上回りました。
前回2014年の衆院選では、野党候補2氏の得票を合わせても、山本氏の得票を約1万1千票下回っていました。しかし、野党候補が広田氏に一本化された今回は一転、山本氏の得票を約2万1千票上回る圧勝でした。
上田さんは「有権者は政治が変わる可能性に一票を投じてくれたのだと思います。(勝てるという展望を示した)共闘の相乗効果ですよ」と指摘します。

今も地域根ざし
県内では、小選挙区制が導入された1996年の衆院選で共産党の故・山原健二郎氏が当選して以来、21年ぶりに自民党独占に風穴を開けました。「自民の牙城崩した『共闘』」。地元紙の高知新聞は23日付の社説で、こう見出しを立てました。
「朝日」高知版は「2区の衝撃」と題した連載の下(26日付)で、共産党の草の根の力を紹介。高知市の日曜市で国政報告し、市民と握手する故・山原氏の写真などを載せ、「地域に根ざす共産、今なお」と報じました。


高知2区 信頼という財産残した 共産党抜きに共闘語れぬ
市民と野党の共同を推進してきた市民団体、憲法アクションの事務局メンバーの一人も「自公政権に対抗し得る道は野党共同しかないことを証明した」と語ります。
「共産党の役割は大きかった」とも述べ、「選挙中のビラ11万枚のうち10万枚は共産党が配布してくれた。電話かけも熱心に動いてくれ、徹底していた」と振り返りました。
共産党の献身的な奮闘に、広田氏を支える中枢メンバーや保守層から「比例は共産党」と表明する人が相次ぎました。前出の事務局メンバーは「あんなに動いてくれたのに、共産党の比例票は伸びず、僕は無念で仕方ない」。



衆院選結果を報告し、公約実現へ決意を述べる島﨑氏(中央)=10月27日、高知市

信頼関係が醸成
27日、高 知市内の2区地域。島﨑氏は終日、街頭演説し「広田さん当選のために全力で応援してきた一人として、自分のことのようにうれしく思っています」と報告しました。
今回の画期的な勝利の意義を知ってもらおうと、投開票翌日から続けています。各所で手が振られ、声援も寄せられました。「市民が政治を変える新しい時代にふさわしく、共産党は元気いっぱい活動を発展させます」
土佐市の無所属市議で市内の広田選対の要の一人、大森陽子さん(67)は「選挙のたびに新しい友達ができ、楽しく、力いっぱいたたかえました。共産党抜きに共闘は語れん、ということがよくわかった」と力説します。
大森さんは言います。「一生懸命やれば、お互いに信頼関係が醸成されます。共産党は信頼という財産を残しましたね」

「しんぶん赤旗」日刊紙 2017年10月30日付掲載


高知県の小選挙区で自民党独占に風穴を開けたのは、1996年に高知1区で山原健二郎さんが当選して以来なんですね。
前回は、共産党の第2の躍進の時期。今回は、市民と野党の共同の発展の中で…。格別の味わいがありますね。

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総選挙 市田忠義副委員長・参議院議員を迎えて街頭演説会@神戸元町大丸前

2017-10-21 19:25:17 | 総選挙(2017年)
総選挙 市田忠義副委員長・参議院議員を迎えて街頭演説会@神戸元町大丸前

10月21日午後4時15分~、神戸元町大丸前で最後の訴え。

日本共産党 プラスター宣伝_01
日本共産党 プラスター宣伝_01 posted by (C)きんちゃん
演説会が始まる前に、プラスターで労働者後援会が宣伝。

日本共産党 プラスター宣伝_02
日本共産党 プラスター宣伝_02 posted by (C)きんちゃん

日本共産党 プラスター宣伝_03
日本共産党 プラスター宣伝_03 posted by (C)きんちゃん

神戸市議候補 大野さとみ訴え
神戸市議候補 大野さとみ訴え posted by (C)きんちゃん
最初に、神戸市議補選候補(中央区)の大野さとみが訴え。

神戸市議候補 大野さとみ訴え


神戸市長候補 松田たかひこ訴え
神戸市長候補 松田たかひこ訴え posted by (C)きんちゃん
続いて、神戸市長候補の松田たかひこが訴え。

神戸市長候補 松田たかひこの訴え


兵庫1区候補 りきしげ智之訴え
兵庫1区候補 りきしげ智之訴え posted by (C)きんちゃん
衆院兵庫1区候補のりきしげ智之が訴え。

衆院兵庫1区候補 りきしげ智之の訴え


市田忠義副委員長訴え_01
市田忠義副委員長訴え_01 posted by (C)きんちゃん
最後に、市田忠義副委員長・参議院議員が訴えました。
日本共産党への1票は3つの値打ちがる。
1つは、安倍暴走政治をストップさせる1票。
2つめは、暮らしと平和を守る1票。
さいごは、市民と野党の共闘を進める1票。


元町大丸前 市田忠義副委員長・参議院議員の訴え


市田忠義副委員長訴え_02
市田忠義副委員長訴え_02 posted by (C)きんちゃん
雨の中、立ち止まって聞いてくれる人もいました。

元町大丸前演説フィナーレ
元町大丸前演説フィナーレ posted by (C)きんちゃん
比例は共産党へ。兵庫県じゅうの人へ、近畿じゅうの人へ、全国へと広げましょう。
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総選挙 山下よしき党副委員長・参議院議員を迎えての街頭演説会 熱のこもった訴えでした

2017-10-20 18:40:18 | 総選挙(2017年)
総選挙 山下よしき党副委員長・参議院議員を迎えての街頭演説会 熱のこもった訴えでした
10月20日午後3時30分~、神戸元町大丸前

山下演説準備
山下演説準備 posted by (C)きんちゃん

山下演説 開始
山下演説 開始 posted by (C)きんちゃん

大丸前 大野さとみ訴え(神戸市議補選)
大丸前 大野さとみ訴え(神戸市議補選) posted by (C)きんちゃん
神戸市議補選(神戸市中央区)に立候補した、大野さとみの訴え。

元町大丸前 大野さとみ訴え


大丸前 松田たかひこ訴え(神戸市長選挙)
大丸前 松田たかひこ訴え(神戸市長選挙) posted by (C)きんちゃん
神戸市長選挙に立候補した、松田たかひこの訴え。

元町大丸前 松田たかひこ訴え


大丸前 りきしげ智之訴え(兵庫1区)
大丸前 りきしげ智之訴え(兵庫1区) posted by (C)きんちゃん
兵庫1区で立候補した、りきしげ智之の訴え。
兵庫1区からは4人が立候補しているが、安保法制反対、憲法9条改憲反対はりきしげ智之だけ。

元町大丸前 りきしげ智之訴え


大丸前 山下よしき党副委員長訴え
大丸前 山下よしき党副委員長訴え posted by (C)きんちゃん
最後に、山下よしき党副委員長・参議院議員の力強い訴え。

大丸前 山下よしき党副委員長訴え
大丸前 山下よしき党副委員長訴え posted by (C)きんちゃん

元町大丸前 山下よしきの訴え



大丸前 聴衆_01
大丸前 聴衆_01 posted by (C)きんちゃん

大丸前山下演説
大丸前山下演説 posted by (C)きんちゃん

比例は共産党と広げに広げましょう!
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