きんちゃんのぷらっとドライブ&写真撮影

「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

野党統一新参院議員に聞く⑧ 滋賀・嘉田由紀子さん(69) 無所属・元滋賀県知事 小異生かし大同つくる

2019-09-23 11:51:16 | 参議院選挙・統一地方選挙(2019年)
野党統一新参院議員に聞く⑧ 滋賀・嘉田由紀子さん(69) 無所属・元滋賀県知事 小異生かし大同つくる
今回、野党統一候補として、みなさんの力を結集して当選させていただきましたことに改めて感謝申し上げます。



個性から力発揮
「一強多弱」の中で、「多」がみんなで力を合わせないといけない。2006年の滋賀県知事選で知事に当選した時から一貫して特定政党ではなく、政策本位で政治を進めてきました。「小異を捨てて大同につく」という言い方がありますが、小異は捨てなくていい。性や考え方、職業も違う。その多様性、小異を生かして大同をつくる。いま、この時期、大同団結するには小異は捨てなくていい。共産党さんは共産党さんの個性を生かして力を発揮していただきました。
ほかの政党も市民も多様で、草の根で隅々まで輪を広げていただいたからこそ、大変厳しい選挙を勝たせていただきました。愛知(えち)川の最上流の君ケ畑(東近江市)という集落で、おじいちゃんが「よう来てくれたな。国政選挙でここまで来てくれる人、いいひんのや」と言って、庭のキキョウの花を切ってくれました。
滋賀では昨年11月からの4党協議で、安保法制の廃止や9条に自衛隊を明記する改憲反対、消費税率の引き上げ反対など9項目の「共通政策」をまとめていただきました。みなさんとのお約束ですからしっかりと実現をめざしていきたいと思います。

戦争は環境破壊
生態系も含めて最大の環境破壊が戦争です。人間の命だけでなく、生き物の命もことごとく失われます。
環境問題に取り組んできた立場からも絶対に戦争はやるべきではないと強く思います。
そのうえで、私なりに力を入れたいことが二つあります。一つは希望する人が子どもを産み育てることができる社会的な環境整備を進めることです。知事時代(2006~14年)には女性が仕事と家庭を両立できるように、また若い人たちの雇用の安定化などで出生率を全国2位にまで改善できました。これを全国展開したい。
もう一つは、多発する災害に備え、ダムなどの施設だけに依存しない命を守る災害対策です。大戸(だいど)川ダム(大津市)を建設しても下流地域の浸水はゼロにはできません。土地利用や建物配慮など「流域型治水」が有効です。
候補者を降りた日本共産党の佐藤耕平さん、立憲民主党の田島一成さんからいただいたバッジを胸につけ選挙戦をたたかい、3人の代表として登院しました。国会の部屋にはお二人のバッジを飾っています。この思いは6年間変わることがないと思っています。
(滋賀県・浜田正則)

「しんぶん赤旗」日刊紙 2019年9月15日付掲載


愛知(えち)川とか大戸(だいど)川ダムというローカルな地名がクローズアップ。
地域からの声を生かして、生活も災害対策も取り組む姿勢。
候補者を降りた日本共産党の佐藤耕平さん、立憲民主党の田島一成さんからいただいたバッジ。今も大事にしているそうです。
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野党統一新参院議員にきく 沖縄・高良鉄美さん 憲法に基づく政治追及

2019-08-29 07:49:02 | 参議院選挙・統一地方選挙(2019年)
野党統一新参院議員にきく 沖縄・高良鉄美さん 憲法に基づく政治追及
糸数慶子さんが14年間、守り抜いてきた「平和の一議席」を受け継ぐことができました。選挙中、「沖縄のために頑張ってください」といった声がたくさん寄せられました。民意を寄せていただいたことに大きく感謝するとともに、重責を強く感じています。


国政に挑む抱負を語る高良鉄美さん

70年以上の思い
「70年以上の思いをぶつけてください」と訴える有権者もいました。沖縄戦後に米軍占領下に置かれ、長い間、沖縄は日本国憲法が適用されませんでした。1972年に復帰しましたが、現在も米軍基地が過重に押し付けられています。
昨年9月の県知事選から参院選まで、辺野古(沖縄県名護市)の米軍新基地建設ノーの民意を、県民が連続して示したことは大きな意味があります。民意を国会に届け、全国に向けて説明したい。
辺野古新基地建設の断念、普天間基地(同県宜野湾市)の早期閉鎖・返還、米軍機オスプレイの配備撤回を求める「建白書」の実現を目指します。
辺野古に巨大な基地を造ることは憲法の平和主義に反します。何より、明確に示されている民意を無視する安倍政権の基地建設の強行は、民主主義や国民主権、基本的人権の尊重、地方自治の理念にも反し、明らかに憲法違反です。
安倍政権の現在の行いや、狙っている改憲が、いかに無法で憲法に反しているのかを国会論戦で追及します。「まず憲法を知りましょう」と、自民党の国会議員などにも広く呼びかけたい。
消費税率10%への増税には、暮らしや経済に大打撃を与えるので反対です。米国からの兵器の「爆買い」や新基地建設をやめ、その分の税金で年金や子育て、教育、福祉の分野を手当てすべきです。

皆で心を一つに
オール沖縄には、保守から経済界の方々まで参加しています。故・翁長雄志前知事が繰り返し述べた「腹八分、腹六分で、皆で心を一つにしたい」という、建白書を守ろうという理念の下に集まっています。それがオール沖縄という枠組みの最大の強みです。
全国の市民と野党の共闘でも今後、建白書のような「原則」をつくり上げることを期待します。オール沖縄や市民と野党の共闘の継続が、安倍政権打倒と憲法に基づく政治に向かう道だと思います。
(前田泰孝)

「しんぶん赤旗」日刊紙 2019年7月28日付掲載


野党統一新参院議員。沖縄の高良鉄美さんがもれていました。
沖縄といえば、辺野古新基地建設の断念、普天間基地の早期閉鎖・返還、米軍機オスプレイの配備撤回を求める「建白書」ですね。その実現のためにも、保守と革新がお互いにリスペクトしあってがんばって欲しい。
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野党統一新参院議員に聞く⑦ 秋田・寺田静(てらだしずか)さん(44) 無所属・元衆院議員秘書 陸上イージス阻まねば

2019-08-28 08:14:48 | 参議院選挙・統一地方選挙(2019年)
野党統一新参院議員に聞く⑦ 秋田・寺田静(てらだしずか)さん(44) 無所属・元衆院議員秘書 陸上イージス阻まねば
当選に至った一番の要因は、イージス・アショアのことなどもあり、共産党の方をはじめ、皆さんの支援の熱が本当に高かったことだと思います。応援してくださる方が日々増えていくのも感じました。
市民と野党の共闘の中でそれまで会ったこともない方が大勢、私のために熱心に力を貸してくださって本当にありがたかったです。体力にはそれほど自信のあるほうではなかったけど、街頭演説でも集会でもたくさんの人が応援してくれている、駆け付けてくださるのを目にして「私だけの体じゃないな」と、もともとの数倍の力が出て最後まで走ることができました。




初応援の市民も
市民の方からも、「選挙権をもって初めて応援したいと思う人を見つけた」と言ってくださった女性や、障がいを持っていて「今まで迷惑をかけたくなくて投票には行けなかったけど、今回は家族に連れていってもらいます」と言ってくださった方など、いろんな声をかけていただき、一つひとつが励みになりました。
無党派層と呼ばれる方たちや与党を支持する皆さんの中にも、苦しい生活に不安を抱えている方や、今の政権はおかしいと思っている方もたくさんいるはずだと思って、その方たちの心にも響く言葉でと心を砕いてきました。それが届いたこともうれしく感じています。
ミサイル基地イージス・アショアの配備について、私はそもそも不要だと考えていたし、秋田市の住宅地への配備はなおさら阻止しなければと思っています。
国会の中でも、予定地があれほど住宅地の目の前にあるということが、まだ伝わりきっていないんじゃないかと思います。今後、航空写真付きの資料を作って各会派の議員さんのもとを回りたいと考えています。

農家の収入保障
秋田の基幹産業の農業についても、選挙カーで各地を回る中で、農村の集落が壊れかけている姿をたくさん見かけました。戸別所得補償などで、農業で一家をしっかり支える収入が得られるよう保障して、担い手不足を解消することが必要です。
登院も経験しましたが、私は自分のことをごく普通の人間だと思っています。秋田で生活する一人の市民として、生活の場の当事者として、国会に思いを届けていきます。(高橋拓丸)

「しんぶん赤旗」日刊紙 2019年8月26日付掲載


野党統一の候補者として頑張りきれた心意気に「私だけの体じゃないな」って思いがあったって…。
秋田のイージス・アショアの配備予定地。国会の論戦で住宅地の目の前って事を知らせて行ってほしいですね。
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野党統一新参院議員に聞く⑥ 山形・芳賀道也さん(61) 元山形放送アナウンサー 「政治変えられる」発信

2019-08-20 20:57:16 | 参議院選挙・統一地方選挙(2019年)
野党統一新参院議員に聞く⑥ 山形・芳賀道也さん(61) 元山形放送アナウンサー 「政治変えられる」発信
国会開会日に、厳粛な気持ちで初登院しました。アメリカや財界の要求にではなく、国民の期待に応える決意を新たにしています。
参院選の最大の成果は、選挙期間中に改憲勢力の3分の2議席を割らせようと繰り返し訴えましたが、そのとおりになったことです。
自民党が単独過半数を割ったにもかかわらず、自公で過半数維持の目標をクリアしたとして、党内から誰ひとり責任を問う声が上がりません。不思議なことです。テストで、赤点ラインをクリアするという最低目標を達成したことで、満点をとった気分になったようなものです。




「農業の応援団」
県内各地を遊説し、アナウンサー時代の交友が草の根の力になりました。PTAの会合の講師を務めた後の懇親会で親しくなった保護者の皆さんが、口々に広めてくれました。
農業現場からの報道に力を入れていたことで、農業者の中に「芳賀はラジオでも農業の応援団だった」という声が広がっていました。こんなこともあり、卸売市場の女性部会の皆さんや農協の組合員など、行く先々で温かい声援を受けました。
安倍首相が2度も来県し、共産党攻撃による野党分断を叫びましたが、効き目はありませんでした。
日本共産党は、県内五つの野党間の違いを認め合いながらも、命とくらし、平和を守る5項目の合意にもとついて、勝利のために大きな役割を果たしてくれました。立候補を辞退された浜田藤兵衛さんに心から感謝を申し上げます。

10%中止へ運動
国会活動ですぐに手がけたいことは、非正規労働者が40%もいる中で、若者が結婚できるような職と収入を確保し、地域で安心して暮らすことができるようにすることです。
中小企業を応援して現行最賃763円を大幅に引き上げ、農業者戸別所得補償を復活・充実させる決意です。
消費税を10%に増税したら、買い控えが起き、日本経済は大打撃を被ります。増税中止の運動を急速に大きくしたいと思います。
人を幸せにする本来の政治を取り戻し、中央ばかりが大切にされ地方がないがしろにされる政治を終わらせたいですね。
今回の選挙では、「1票を入れても変わらない」というあきらめ感が低投票率という形で現れました。今後、「政治は変えられる」という思いを大いに発信していくつもりです。
(山形県・佐藤誠一)

「しんぶん赤旗」日刊紙 2019年8月19日付掲載


山形の芳賀さんは愛媛の永江さんと一緒で元アナウンサーだったのですね。地元放送局のアナウンサーってネームバリューがありますよね。
農業を守る芳賀。期待を集めて新しい国会で力を発揮してほしい。
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野党統一新参院議員に聞く⑤ 長野・羽田雄一郎さん (52) 国民民主党公認 子や孫に平和つなぐ

2019-08-18 12:50:43 | 参議院選挙・統一地方選挙(2019年)
野党統一新参院議員に聞く⑤ 長野・羽田雄一郎さん(52) 国民民主党公認 子や孫に平和つなぐ

全国的に低投票率の中で51万2462票の得票、自民党候補に14万を超す票差で5選を果たしました。安倍政権を退陣に追い込みたい、参院で「憲法改正」をめざす人たちの議席を3分の2から割らせたいという県民の強い意思が通じるようなたたかいが、長野県内でできました。
今回の選挙で、安倍総理はずっと「憲法改正」を言い続けました。憲法は国民のもの。憲法の順守は、国民に選ばれた私たちの役目です。行政府のトップである安倍総理が、「憲法改正」を声高々に言うのはおかしいです。国会の中で、平和を守るために努力し続けます。




家計立て直しへ
市民団体「信州市民アクション」と県内野党4党(共産、国民、立民、社民)とで協定書を交わしました。エネルギー政策など私たちの主張と異なる部分もある中、議論を重ねて約束した協定を一つ一つ、クリアにしたい。
共産党は大事な候補者である長瀬由希子さん(党県書記長)を降ろし、私に一本化しました。考えの違いを認め合い「安倍1強内閣を倒す」の共通項でたたかえました。共産党には感謝しますし、今後も一緒に答えを出していけると感じました。
国民民主党として「家計第一」を訴えてきました。喫緊の課題は、国民生活を立て直すことです。アベノミクスは失敗し、「老後2000万円」の年金問題が起きました。選挙中も70歳を超えたお母さんが「国民年金では暮らしていけない。生活保護に移りたいと申請したが、却下された」と話していました。
国民年金で暮らせないのはおかしな話です。給付が下がり掛け金が上がる「マクロ経済スライド」は入れずに、国は最低保障年金をつくった方がいいですね。7人に1人という「子どもの貧困」の解消や、農業者戸別所得補償制度の復活・拡充などにも取り組みたい。

安保法制廃止を
防衛費が過去最高を更新していますが、本当に必要ですかと。この小さな島国に8隻のイージス艦やイージス・アショアがいるのか、検証する必要があります。
集団的自衛権を行使しなくても、個別的自衛権で国民の命と財産は守れます。最終的には政権交代をなしえて安保法制を廃止し、平和な日本を子どもや孫たちの時代につなぎたいと考えています。(山本健二)

「しんぶん赤旗」日刊紙 2019年8月18日付掲載


「家計第一」というスローガンは国民民主党独自のもの。それは主張しながら、年金問題やイージス・アショア、安保法制などで一致してたたかう。
自民党候補に14万票を超す大差で勝利。頼もしいですね。

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