「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。
2016年 世相かるた
年の瀬恒例の世相かるた 今年もいろいろありました。
よいお年を
い 「1億総活躍」いまいずこ
ろ 浪費増殖 高速炉
は バトンで夢をつないだ銀メダル
に 二刀流大谷輝き日本一
ほ ポケモンGO 迷惑NO
へ ヘブンと一字違いの税逃れ天国
と 「遠くへ行きたい」と永さん逝く
ち 地の果てまでアメリカ軍のお手伝い
り 理屈通らぬTPP承認
ぬ 主はアメリカと財界二つの異常
る ルーツはなあに?「山の日」休日に
を 大きなお世話政府が婚活
わ わが党は「したことない」と強行ラッシュ
か カジノ解禁依存症対策の本末転倒
よ 世論沸騰 弾劾絶壁
た 大臣室で現金受け取り 睡眠障害
れ レイア姫 フォースとともに星にゆく
そ 底は知れないマイナス金利
つ 強いけど綱に届かぬ稀勢の里
ね 年金運用 勝手にするな私のカネ
な なんでも国民負担の東電救済
ら 拉致の解決「私の代で」といいながら
む 昔の名前で大ヒット「君の名は。」
う 宇宙の姿解明重力波初検出
ゐ 維新伝心 補完勢力
の ノーベル賞 「風に吹かれて」文学賞
お 沖縄の怒り置き去り飛行再開
く 軍事研究お断り 関西大学で声あがる
や 野党と市民 「大義の旗」で共闘すすむ
ま 丸くなかった「真田丸」
け 欠陥次つぎ マイナンバー
ふ ふつうの暮らしの 大切さ トト姉ちゃん
こ 「こち亀」世代超え支持され幕おろす
え 越後では 再稼働急ぐ政府にノーの声
て 電通の 看板はげた過労自殺
あ アメリカの 亀裂とともにトランプ出現
さ 差別暴言 擁護し居座る 担当相
き 清正の城も壊れた 肥後の揺れ
ゆ 勇気を持って告発「原発いじめ」
め 迷走の五輪予算 押し付け合い
み 未来に希望 核兵器禁止へ交渉開始
し 真実イチロー メジャー3000本
ゑ 英語にできない 「駆け付け警護」
ひ 広島は 25年ぶり 神ってる
も 「盛り土」なかった豊洲の変
せ 世界で一つだけの SMAP解散
す 水兵リーベ僕の「ニホニウム」
ん うんと大きく共産党
「しんぶん赤旗」らしい、「かるた」ですね。
「しんぶん赤旗」 国内回想 海外回想 職場のたたかい
2016年国内回想_01 posted by
(C)きんちゃん
安倍暴走政権の打倒へ
市民と野党の共闘前進
2016年国内回想_02 posted by
(C)きんちゃん
参議院選挙で4野党が選挙協力
2016年国内回想_03 posted by
(C)きんちゃん
粘り強り原発ゼロの運動
豊洲新市場の汚染問題追及
2016年国内回想_04 posted by
(C)きんちゃん
憲法9条と矛盾する南スーダン派兵
熊本で地震災害
2016年海外回想_01 posted by
(C)きんちゃん
平和と変革めぐる攻防
世界を動かす草の根の力
2016年海外回想_02 posted by
(C)きんちゃん
1月 北の核実験に批判
2月 シリア紛争6年目
3月 88年ぶり訪問実現(米大統領のキューバ訪問)
4月 パナマ文書に怒り
5月 初の人道サミット(紛争や自然災害)
6月 英がEU離脱選択
2016年海外回想_03 posted by
(C)きんちゃん
7月 中国の主張を否定(南シナ海)
8月 ミャンマー和平へ
9月 非同盟が首脳会議
10月 核兵器ノー扉開く(国連第1委員会)
11月 トランプ氏に抗議
12月 大統領弾劾を可決(韓国)
2016年職場のたたかい posted by
(C)きんちゃん
前進した 職場のたたかい
1月 非正規労働者が勝利和解(資生堂)
3月 「ロックアウト解雇」無効判決(日本IBM)
9月 ストライキ権投票妨害を断罪(日本航空)
12月 ぼうこうがん発症に労災認定(三星化学工業)
2016年スポーツ回顧 posted by
(C)きんちゃん
2016年 スポーツ回顧
来年は党大会の年。歴史を前に進める日本共産党と「しんぶん赤旗」を強く大きく!
臨時国会 共産党議員団の奮闘⑦ 「差別」永久化法案 党論戦で危険浮き彫り
先の臨時国会で成立した「差別」永久化法(自民・公明・民進3党提出の差別解消推進法)に対して、日本共産党は反対を貫きました。審議では、「差別の解消」をうたう同法が解決に逆行し、差別固定化の危険があることを浮き彫りにするなど、今後のたたかいにつながる論戦を展開しました。
提出者側は当初、前通常国会で「質疑終局」とし、臨時国会では審議なしで採決に持ちこもうと画策。しかし日本共産党が、全国地域人権運動総連合(全国人権連)などの運動と結んで強く働きかける中で質疑を続行させ、参院では主要な関係団体が出席する重要で画期的な参考人質疑を実現しました。
法案審議で、日本共産党の藤野保史衆院議員と仁比聡平参院議員は、国の特別対策の終結から14年を経て、社会問題として問題は基本的に解決した到達点にあると強調。条文には、何を「差別」とするかの定義規定もなく、極めて曖昧だと指摘しました。
さらに“恒久法”として、差別解消の「施策」や「相談」「教育及び啓発」「実態調査」を、国・自治体の「責務」としながら、その条文には何ら制限がなく乱用されかねないと強調。「実態調査」が「出身者」を抽出し、新たな差別を生む恐れがあると追及しました。
「差別」永久化法案について、臨時国会で実現した参考人質疑で意見陳述する(左から)石川元也弁護士、全国人権連の新井事務局長ら=12月6日、参院法務委
質問する藤野保史議員=10月28日、衆院法務委
反対討論する仁比聡平議員=12月8日、参院法務委
弁明に追われる
提出者は「旧地区、その中の個人などを特定した上での(実態)調査は全く行う予定はない」、「旧3法(国の特別対策)のような形で財政出動は求めていない。そのような根拠に使われるものではない」などと弁明に追われました。
「差別解消」を声高に叫んだものの、与党議員も「(実態調査が)旧地域であったと逆に知らしめて(しまう)」(自民・西田昌司参院議員)と懸念を表明。最後は「調査により新たな差別を生むことがないように留意」などとする付帯決議が参院で行われました。
孤立する「解同」
参考人質疑では、「解同」(解放同盟)が「差別はいまだに根深い」と法成立を求めました。しかし、自民党の友誼(ゆうぎ)団体「自由会」推薦の参考人が「(『解同』の)認識は差別の過大評価」と指摘。全国人権連の新井直樹事務局長も「国民の多くが日常生活で問題に直面することはほとんどなくなった」と強調しました。問題を"特別扱い"し、利権復活と新たな差別につながる今回の法に立法事実はないこと、「解同」の孤立が浮き彫りとなりました。
廃案を求めてきた全国人権連の新井事務局長は語ります。「この時代錯誤の法制定を主導したのは自民党です。『差別』について何の定義も無い欠陥法で、悪用の危険はあるものの、使いようのないものです。論戦の到達に学び、地域社会に人権と民主主義を根付かせる運動を前進させたい」(おわり)
(この連載は、藤原直、山田英明、佐藤高志、和田肇、砂川祐也、前田美咲、中川亮が担当しました)
「しんぶん赤旗」日刊紙 2016年12月26日付掲載
「差別解消」の名を借りた、「差別」掘り起こし法案。事実上差別は無くなり、今はどこが元地域だったかも分からなくなっている。
施行させないたたかいが必要。
臨時国会 共産党議員団の奮闘⑥ リニア新幹線 問題山積のまま公金投入
安倍政権がリニア新幹線建設への3兆円の財政投融資を打ち出し、臨時国会は各党のリニアへの態度が問われる本格論戦の場となりました。
財投は、国が資金調達し、長期・固定・低利で民間事業などに融資するもの。リニアへの財投は、総事業費の約3分の1に上り、2045年の名古屋―大阪間開業を最大8年前倒しするためとされます。安倍政権は8月に閣議決定した「経済対策」の目玉としました。
ストップ・リニア訴訟第1回口頭弁論報告集会=9月23日、参院議員会館
国の責任を問う
日本共産党国会議員団は臨時国会前、公的資金投入でリニア建設は「国の責任が直接問われる新しい局面に入った」として、幅広い住民や自治体との共同を進めることを確認。沿線視察や住民との懇談を重ねました。
臨時国会の論戦で党議員団は▽償還の確実性の検証がずさんなこと▽財投は「建設費は全額JR東海の自己負担」とする工事認可の前提を覆し、JR東海への経営支援となること▽リニア建設そのものの問題点iを浮き彫りにしました。
本村伸子議員は「本当に償還できるのか」「総工費は9兆円で済むのか」と追及。「それまで生きている保証がないので分からない」と述べた麻生太郎財務相に、「無責任だ」と抗議しました。(10月4日、衆院予算委)
経営支援を指摘
清水忠史議員は、財投で「JR東海が金利変動や資金調達のリスクを回避できる」との答弁を国交省から引き出し、「まさしく経営支援だ」と指摘しました。(同19日、衆院国土交通委)
国交省は、財投を実施した場合、2050年度のJR東海の債務残高が、民間借り入れ時と比べ約1兆円減る試算を提出。この点からも経営支援にあたることが明白になりました。試算は本村氏らが求めていたもの。
畑野君枝議員は、車両基地予定地(相模原市緑区)など神奈川県内への影響を国会で初めて取り上げ、「自然豊かな地域を壊されたくない」など住民の声を紹介しました。(11月16日、同委)
東海道新幹線などで莫大(ばくだい)な利益を上げるJR東海がリニア建設に突き進む一方、JR北海道は全路線の約半分を「維持するのが困難」として路線切り捨てに踏み出そうとしています。畠山和也議員は国鉄分割・民営化の「総括や見直しをすべきだ」と迫りました。(同25日、衆院決算行政監視委)
衆参両院の参考人質疑でリニア被害が列挙されたことを受け、推進派議員は「不安材料もある」(自民)、「リニアは地雷(活断層)の上を走っている」(維新)と問題を無視できませんでした。
参考人質疑で意見陳述した「ストップ・リニア!訴訟」原告団の川村晃生団長は、「財投の是非の前に、リニアそもそもの問題点から話す必要があり、いかに国会での議論が不足していたか、おかしさが際立つ審議だった。財投が通ったことをもって国会での議論を終わらせないことが大事だ。共産党には引き続きがんばってほしい」と語ります。(つづく)
「しんぶん赤旗」日刊紙 2016年12月25日付掲載
とてもペイできないというリニア新幹線。
それでも黒字のJR東海だから大丈夫と言うのだろうか。
麻生大臣の自分は「生きている保証がない」って言うのは無責任極まりない。