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「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

政治激動 新しいプロセスへ⑤ 学費無償化 道ひらけ

2024-11-06 07:07:54 | 総選挙(2024年)
政治激動 新しいプロセスへ⑤ 学費無償化 道ひらけ

大学の学費値上げが社会問題となるなか、総選挙で主要政党すべてが公約に「教育無償化」や「教育費の負担軽減」を掲げました。無償化や負担軽減を訴えた政党は、与党も含め過半数となります。新たな情勢を受け、学生からも次のステップへの運動を起こす動きがあります。

アピール発表
学生有志でつくる東京大学の「学費値上げ反対緊急アクション」は総選挙の結果を受け、運営費交付金や私学助成金の増額、国立大学授業料の標準額引き下げを求める要望書を作成中です。メンバーの金澤伶さん(東京大学教養学部4年)は、総選挙で野党の議席が伸びた状況について「国民の意見が聞かれやすくなっている状況ではないか」とし、「教育無償を掲げた各政党には、引き続き学生の声を聞きながら、可能なところから教育無償化を実現していってほしい」と語りました。
若者の切実な声に政治はどう応えるのか―。自民党は総選挙公約で「高等教育の無償化を大胆に進める」と明記。有言実行が試されます。
野党は、立憲民主党が公約で「国立大学の授業料無償化」などを提示。維新や国民民主も「教育無償化」を公約に示しています。
主要政党のうち「教育無償化」を早くから訴え、リードしてきたのが日本共産党です。総選挙を前にアピール「学費値上げを許さず、値下げにふみ出し、『学費ゼロ』の社会にむけて力をあわせよう」を発表。総選挙では▽ただちに授業料半額・入学金ゼロ▽給付中心の奨学金の創設▽奨学金返済の半額免除―を掲げ、実現のために高等教育予算の抜本増を主張しました。
与野党が協力すれば、「教育無償化」の道を切り開けます。問題は財源です。国民民主は「教育国債」を訴えていますが、将来世代へのツケに他なりません。



学費ゼロ署名を呼びかける堀川氏(手前)=9月25日、京都市上京区同志社大前

軍事費増切る
軍事費と文教関係予算の「逆立ちした政治状況」を変えなければならない―。こう指摘するのが総選挙で初当選した共産党の堀川朗子衆院議員です。「文教予算の2倍という軍事費増の状況に切り込まなければ学費無償化の展望は開けない」と国会での質疑に向け意気込みます。
また、堀川氏は「学費値上げをまずストップさせたい」と強調。世論を突き動かしてきた学生ら、国民の声に応えるためにも「与野党が協力すれば学費値上げの流れをストップさせ『教育無償化』の道を切り開けます」と展望を述べたほか、学生団体と今後も「連帯していきたい」と語りました。
自民党や財界による大学の「授業料値上げ」に断固として反対し、今日の「新しい政治プロセス」を切り開いたのは日本共産党に他なりません。学生や保護者の要求実現のためにたたかってきた党の値打ちが光っています。(つづく)

「しんぶん赤旗」日刊紙 2024年11月3日付掲載


学生有志でつくる東京大学の「学費値上げ反対緊急アクション」のメンバーの金澤伶さん(東京大学教養学部4年)は、総選挙で野党の議席が伸びた状況について「国民の意見が聞かれやすくなっている状況ではないか」とし、「教育無償を掲げた各政党には、引き続き学生の声を聞きながら、可能なところから教育無償化を実現していってほしい」と語りました。
主要政党のうち「教育無償化」を早くから訴え、リードしてきたのが日本共産党。
自民党や財界による大学の「授業料値上げ」に断固として反対し、今日の「新しい政治プロセス」を切り開いたのは日本共産党に他なりません。学生や保護者の要求実現のためにたたかってきた党の値打ちが光っています。

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