つなぐ 能登の産業② のとじま水族館 にぎわい再び
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「お掃除がんばって」。水槽を通り過ぎる来館者が見上げて手を振ります。イルカが飼育されていた水槽で、飼育員が清掃中です。
(写真)
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能登半島地震で施設に大きな被害を受け、休業していた「のとじま水族館」。全体の9割を復旧し、7月20日に一部営業を再開しました。地元近海の生き物を中心に展示しています。
再開することで震災前のにぎわいに戻したいと話すのは同館の高橋勲企画係長(50)。「水族館の再開で能登全体の復興に少しでも役に立ちたい」と地域全体の復興を目指します。
被災後1カ月で90種4000点が死に、9種63点を他の水族館や動物園に避難させました。今はペンギンなどの一部が帰ってきています。
「体調を崩す生き物が多い中、治療できる場所がなかった」と振り返るのは獣医と飼育員を兼務している天羽(あもう)賢人さん(35)。「経験を今後に生かし、震災前よりもいい水族館にしたい」
(つづく)
「しんぶん赤旗」日刊紙 2024年8月14日付掲載
能登半島地震で施設に大きな被害を受け、休業していた「のとじま水族館」。全体の9割を復旧し、7月20日に一部営業を再開。
「体調を崩す生き物が多い中、治療できる場所がなかった」と振り返るのは獣医と飼育員を兼務している天羽(あもう)賢人さん(35)。「経験を今後に生かし、震災前よりもいい水族館にしたい」
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「お掃除がんばって」。水槽を通り過ぎる来館者が見上げて手を振ります。イルカが飼育されていた水槽で、飼育員が清掃中です。
(写真)
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能登半島地震で施設に大きな被害を受け、休業していた「のとじま水族館」。全体の9割を復旧し、7月20日に一部営業を再開しました。地元近海の生き物を中心に展示しています。
再開することで震災前のにぎわいに戻したいと話すのは同館の高橋勲企画係長(50)。「水族館の再開で能登全体の復興に少しでも役に立ちたい」と地域全体の復興を目指します。
被災後1カ月で90種4000点が死に、9種63点を他の水族館や動物園に避難させました。今はペンギンなどの一部が帰ってきています。
「体調を崩す生き物が多い中、治療できる場所がなかった」と振り返るのは獣医と飼育員を兼務している天羽(あもう)賢人さん(35)。「経験を今後に生かし、震災前よりもいい水族館にしたい」
(つづく)
「しんぶん赤旗」日刊紙 2024年8月14日付掲載
能登半島地震で施設に大きな被害を受け、休業していた「のとじま水族館」。全体の9割を復旧し、7月20日に一部営業を再開。
「体調を崩す生き物が多い中、治療できる場所がなかった」と振り返るのは獣医と飼育員を兼務している天羽(あもう)賢人さん(35)。「経験を今後に生かし、震災前よりもいい水族館にしたい」