きんちゃんのぷらっとドライブ&写真撮影

「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

テロ「絶対許せない」 投票行動変えないで

2022-07-10 07:45:05 | 参議院選挙(2022年)
テロ「絶対許せない」 投票行動変えないで
東京工業大学教授中島岳志さん


今回の事件は一種のテロであり、断じて許されません。
テロは、世の中全体に恐怖をまん延させ、社会を萎縮させます。自分の思う方向に世界を動かそうとするものです。今、私たちにとって何が重要か。動揺せず、毅然(きぜん)とした態度を取り、きのうと同じきょうを生きることです。
脅しがあったからといって行動を変えてはいけません。テロリストへの最大のメッセージは「そんなことをやっても何にも変わらないよ」と見せつけることです。投票行動を変えてはいけません。
そして与野党ともにテロと選挙結果に因果関係を持ち込んではいけません。選挙期間中にテロを実行すると社会が動くという誤ったメッセージを与え、テロの連鎖につながりかねません。
盛んに論じていたはずの物価高の問題も事件後、吹っ飛んでいます。論点をもう一度思い出しましょう。テロを選挙の要件にしない。自分が考える投票を確実に行うことが重要です。
大正初期から昭和初期にかけてテロが頻発しました。テロのような非合法的な暴力が発動されると、これを押さえつけようと治安維持権力が増大します。
1925年に治安維持法が制定され、国民の自由な言論が弾圧されました。左翼だけでなく右翼も、特定の政治的発言はことごとく制限されました。警察や軍部が大きな力を持ち、政党政治は死にました。言論の自由を殺さない。投票日のきょう、私たちは重要な岐路に立っています。

「しんぶん赤旗」日刊紙 2022年7月10日付掲載


脅しがあったからといって行動を変えてはいけません。テロリストへの最大のメッセージは「そんなことをやっても何にも変わらないよ」と見せつけることです。投票行動を変えてはいけません。
そして与野党ともにテロと選挙結果に因果関係を持ち込んではいけません。選挙期間中にテロを実行すると社会が動くという誤ったメッセージを与え、テロの連鎖につながりかねません。
投票日の今日は、選挙活動はできませんが、棄権防止活動はできます。
しっかり投票して、自分の意思を国政に反映させましょう。

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