
2017年03月09日
NHK
[北朝鮮ミサイルはイカ釣り漁船が操業する海域に落ちた]
国連安保理 北朝鮮のミサイル発射受け緊急会合
北朝鮮による弾道ミサイルの発射を受けて、国連の安全保障理事会は、日本時間の9日未明に緊急の会合を開き、北朝鮮に対する制裁決議を着実に実施し、今後の情勢を見ながら追加の制裁を含む新たな行動をとることで一致しました。
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北朝鮮は今月6日、日本海に向けて弾道ミサイル4発を同時に発射し、このうち3発が、発射地点から東におよそ1000キロ離れた日本の排他的経済水域に落下しました。
国連の安全保障理事会は7日、発射を非難する報道機関向けの声明を発表したのに続いて、日本とアメリカ、韓国の要請を受け、日本時間の9日午前0時すぎから緊急の会合を開きました。
国連の外交筋によりますと、会合で各国は、北朝鮮に対する制裁決議を着実に実施し、今後の情勢を見極めつつ追加の制裁を含む新たな行動をとることで一致したということです。
会合の後、日本とアメリカ、それに韓国の国連大使はそろって記者団の前に立ち、日本の別所大使は「今回の発射は極めて危険だ。ミサイルはイカ釣り漁船が操業する海域に落ちた。日本は平和国家であり北朝鮮にミサイルを向けられる理由はない」と述べて、発射を厳しく非難しました。
またアメリカのヘイリー大使は、中国を念頭に、「対話を提案する国があることはいいが相手は分別のない人物だ」と述べて、北朝鮮との対話には否定的な考えを示したうえで、トランプ政権としてあらゆる選択肢を検討していくと強調しました。
韓国のチョ大使も、「今は対話の時ではなく制裁で圧力をかけ続けるのが唯一の有効な方法だ」と述べ日米韓の3か国は北朝鮮への圧力強化の必要性を訴えました。

2017年03月07日
北朝鮮(平壌)発
[金正恩元帥が朝鮮人民軍戦略軍の各火星砲兵部隊の弾道ロケット発射訓練を指導]
朝鮮労働党委員長、共和国国務委員会委員長、朝鮮人民軍最高司令官である党・国家・軍隊の最高指導者金正恩元帥が、朝鮮人民軍戦略軍の各火星砲兵部隊の弾道ロケット発射訓練を現地で指導した。
訓練には、有事の際、在日米帝侵略軍基地を打撃する任務を受け持っている朝鮮人民軍戦略軍の各火星砲兵部隊が参加した。
最高指導者は、弾道ロケット発射場を見て回りながら火力打撃訓練の準備状況を調べ、監視所に上がって発射計画を聴取した後、訓練を開始するよう命令した。
最高指導者は弾道ロケットの飛行雲を眺めながら、戦略軍の各火星砲兵部隊が今や火力打撃の手配と指揮を実に巧みにする、火力打撃の迅速性と一致性が徹底している、われわれの弾道ロケットがどんなに高度に精密なのか同時に発射された4発の弾道ロケットがまるで航空サーカス飛行隊が編隊飛行をするかのように同じ姿勢で飛んでいく、と述べた。
今回の弾道ロケット同時発射訓練を成功裏に行った火星砲兵たちを重ねて高く評価しながら、朝鮮式の威力ある弾道ロケットとチュチェの火力打撃戦法で武装した朝鮮人民軍戦略軍のような最精鋭戦略武力を持っているのは朝鮮労働党と国家、軍隊と人民の大きな誇りだと語った。
最高指導者は、同行した幹部らに戦略武力に対する最高司令官の唯一的指導体系、唯一的指揮・管理体系を確立し、実戦化、科学化、現代化を基本種子とするチュチェのロケット打撃戦法をいっそう完成し、朝鮮式の超精密化され、知能化されたロケットを連続開発し、質量共に強化するうえで提起される課題を提示した。
最高指導者は、朝鮮人民軍戦略軍はいつ実戦に移るか分からない峻(しゅん)厳な情勢の要求に即して高度の臨戦態勢を維持し、党中央が命令さえ下せば即時即刻、火星砲ごとに敵撃滅の発砲ができるように機動準備、陣地準備、技術準備、打撃準備を抜かりなく整えることを命令した。
最高指導者は、朝鮮人民軍戦略軍の火星砲兵たちが敵との決戦で朝鮮労働党の頼もしい核武装力としての聖なる使命と任務を立派に遂行するとの期待と確信を表明し、彼らと共に記念写真を撮った。
李炳哲、金正植の両氏をはじめ朝鮮労働党中央委員会の責任幹部と核兵器研究部門、ロケット研究部門の科学者、技術者が同行した。---