ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

ロシア農業省 資源利用税控除 スケトウダラのすり身を含める 承認加工処理係数を修正

2023-05-02 15:48:50 | 日記

2023年05月02日

リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

[ロシア農業省 資源利用税控除 スケトウダラのすり身を含める 承認加工処理係数を修正]

ロシア農業省は、資源利用税控除の対象にスケトウダラのすり身を含める目的で、2023年1月17日付命令No.22で承認した当該控除のための算出根拠となる加工から製品化される際の処理係数リストの修正を提案している。

ロシアは、2022年11月21日付連邦法No.444により、水棲生物資源利用税の改正を行い、同年12月21日に施行した。

現在の控除対象は、①極東でスケトウダラとニシンのフィレ、魚肉(ミンスを含む)、ミール、そしてマダラのフィレ、北部海域で、タラのフィレ、魚肉(ミンスを含む)、そしてピクシャ(コダラ)のフィレを、それぞれ生産する漁船あるいは陸上加工場、②2020年1月1日以降に新造された漁船、そして③沿岸漁業となっている。

昨年2022年、ロシアのスケトウダラのすり身の生産量は、前年比2021年の8,000トンに対し、3.5倍の2万8,000トンに達しており、今回の提案は、当該製品の更なる増産に貢献することになる。

なお、投資目的の漁獲割当配分の利用については控除対象から除外されている。

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ロシアFSB沿海地方管理局 違法カニ加工販売グループ摘発

2023-05-02 13:56:25 | 日記

 

2023年05月02日

北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

[ロシアFSB沿海地方管理局 違法カニ加工販売グループ摘発]

ロシアFSB沿海地方管理局は、非衛生的な施設において違法にカニを加工、販売していた犯罪グループを摘発した。

当局は、この施設から700kgのカニ脚肉と、300kgの様々なカニの部位を発見、これを押収した。

犯罪グループは原料となるカニについても漁獲の合法性を示す書類を提示することは出来なかった。

更に、この犯罪グループは、これまで調理済カニをネット通販で販売していたほか、自動車に“Парной краб”(パルノイ・クラブ:“蒸したてカニ”)と手書き広告を掲げ、移動販売も行っていた。

押収物の市場価格は約200万ルーブル(約350万円)と見積もられている。

 

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