ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

ロシア漁業庁 非友好国を含め2国間漁業協力協定の維持の有益性を指摘  リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

2023-06-03 07:34:39 | 日記

2023年06月03日

リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

[ロシア漁業庁 非友好国を含め2国間漁業協力協定の維持の有益性を指摘]

ロシア漁業庁長官シェスタコフは2国間漁業協力協定の維持の有益性を指摘し、相互の入漁ばかりでなく、またがり資源の管理からもこれが重要であることに言及した。

外交政策の状況は、漁業分野における国際協力にも強い影響を与えている。

シェスタコフは、“魚に境界はない”という定立が、相互関係と互恵協定を維持するための合理的な根拠として機能したと語り、漁業と水棲生物資源の保護の分野におけるロシアの協定を履行するために多くの取り組みが行われてきたことを評価、2国間政府間協定の枠組みの中で、ロシアの伝統的な相手国と協力を維持して、さらにこれを発展させると加えた。

更に、あらゆる制裁にもかかわらず、多くの非友好国を含む漁業協力の主要相手のすべてと2国間漁業委員会が開催されており、こうした協力はロシアにとって重要でかつ有益だと語った。 

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#33 洋上風力発電と漁業 海外の経験 米国 ロードアイランド州漁業者 タラの産卵場を指摘し反対を表明

2023-06-03 06:54:25 | 日記

 

2023年06月03日

北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二

[#33 洋上風力発電と漁業 海外の経験 米国 ロードアイランド州漁業者 タラの産卵場を指摘し反対を表明]

日本での先行する欧米の洋上風力発電の漁業分野との共栄、相乗効果等の成功体験は、ほとんどが開発事業者による切り抜き発信で、実際に漁業分野の情報にアクセスしていくと様々な問題が報告されている。

米国北東部ロードアイランド州の漁業者らは洋上風力発電開発プロジェクトに反対を表明している。

“サウスコースト・ウインド”(South Coast Wind:旧名 Mayflower Wind)社は、マーサズ・ヴィニヤード島南30マイルに位置する2,400メガワットの洋上風力発電プロジェクトを提案しているが、ロードアイランド州の漁業者は、当該沿岸沖合がタラ資源の再生産のための産卵場であること等を指摘し、反対を表明した。

2023年5月25日、ロードアイランド州ポーツマスで、“サウスコースト・ウインド”社によるプロジェクトの公開説明が行われ、100名程度が参加し、全員ではないが、反対意見が大多数を占めた。

地域住民は海岸線の荒廃に懸念を表明した。

地元の漁業関係者は、“サウスコースト・ウインド”社に、洋上風力発電が生態系、さまざまな水棲生物に影響を与えること、とりわけ、タラの再生産のための産卵場がプロジェクト海域と重なっていることを指摘し、徹底した事前調査を行うことを求めた。

ポーツマス在住で4代続いている漁業者のコーリー・ウィーラー・フォレストは、数十億ドル規模の経済効果をもたらす漁業への長期的な損害についての重大な懸念を繰り返し表明した。

フォレストは自身を含め漁業者らが根本的に環境保全に強く配慮してきたことを説明し、200年におよぶ漁業の歴史はロードアイランド州のアイデンティティだと語った。

 

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