ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
http://kisenren.com
一般社団法人北洋開発協会

EU ロシア産スケトウダラ等の免税制度除外が提案される  リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

2023-10-02 06:45:28 | 日記

リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

[EU ロシア産スケトウダラ等の免税制度除外が提案される]

EU理事会において、来年2024年1月に発効する自主的関税割当(ATQ)制度改定からロシアとベラルーシの水産物を除外することが提案されている。

この提案が採択されれば、スケトウダラなど特定のロシア産白身魚製品のEU輸入には、現在の免税ではなく、13.7%の標準関税が課されることになる。

米国は、2022年3月に制裁としてロシア産水産物の禁輸措置をとっている。

また、英国は、やはり、制裁措置としてロシア産白身魚の輸入関税を2022年7月に引き上げ、35%を設定している。

一方、EUはこれらに対し、加盟諸国の食品産業へ配慮し、ロシア産白身魚の輸入について制裁の対象から外していた。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロシア 2023年 北海道接続南クリール海域マグロ漁獲勧告量 300トンに再設定 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二

2023-10-02 05:46:53 | 日記

 

2023年10月02日

北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二

[ロシア 2023年 北海道接続南クリール海域マグロ漁獲勧告量 300トンに再設定]

今年2023年漁期、ロシア漁業者による北海道接続南クリール海域でのマグロの漁獲量が140トンとなり、勧告設定の100トンを40トン上回った。

これらは、すべてイワシ・サバ操業の混獲として記録された。

全ロシア海洋漁業研究所ヴニロ太平洋支部チンロは、当該海域におけるマグロの漁獲勧告量を期中見直しして、修正することを検討し、根拠となるデータ、情報の分析等を行った。

この2 年間、黒潮と親潮の相互作用域で、表層海水温が、 春、夏、秋に、長期平均値と比較して顕著な異常が観察され、亜熱帯水域がロシア海域に深く浸透している。

これらの傾向は、マグロの餌となる表層魚、イカを摂食するために回遊するマグロ資源形成に好ましい条件を提供している。

チンロによると、今年2023年の南クリール海域のマグロの餌の摂食に最適な条件は 11 月末まで続くと予想されている。

現在の漁業ダイナミクスを維持することを前提に、ロシア船籍の表層トロール網と巻き網によるイワシ・サバ漁業の努力量と、西太平洋におけるマグロの平均漁獲量が160万トンを超えている国連食糧農業機関 (FAO) のデータ分析を考慮し、今年2023年の南クリール海域のマグロの漁獲勧告量を300トンに再設定する提案が用意されることとなった。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする