2023年10月19日
北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
[ロシア カニ漁獲割当オークション第2弾 3日目を終えシリーズを完了する]
ロシアのカニ漁獲割当オークション第2弾が、2023年10月16日から開始され、同18日、3日間にわたる応札、競争が完了した。
上場されたのは、当該オークション第1弾の残りTAC50%の内、48%以内、向こう15年間のカニ漁獲割当27ロットで、毎日9ロットずつ競争が行われる計画となっていた。
一部情報によると、この内の3ロットは、参加申請者が、それぞれ1者で、規則に基づき無競争により落札され、そのほかのロットの競争もスタート・プライスに近い金額での落札となった。
3日目の同18日には、北部オホーツク海域のズワイガニ(オピリオ)、北部オホーツク海域と西カムチャツカ海域、カムチャツカ・クリール海域のタラバガニ、そして北部オホーツク海域のアブラガニのTACの5.555%の同一パッケージ9ロットが応札された。
スタート・プライスは76億ルーブルだった。
落札者は、“ヴォストーク”(Восток)、“ウラド・クラブ” (Владкраб)、“ダリネヴォストーチヌイ・クラブ”( Дальневосточный краб*3ロット)、“フェニックス”(Феникс)、“アンテイ”(Антей)、“アストロブノイ・クラブ”( Островной-Краб)、そして“セヴェル” (Север)となった。
この9ロットの落札者には漁船建造プロジェクトの実施が義務付けされることになる。