2024年10月17日
北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
[米国トライデント コディアック加工場売却大筋合意]
米国ワシントン州シアトルに本拠を置き、アラスカの水産部門全体に巨大な拠点を持つ垂直統合型企業トライデント・シーフーズ(Trident Seafoods以下トライデント)社は、コディアックの水産加工場を、オレゴン州の
パシフィック・シーフード(Pacific Seafood以下パシフィック)社に売却することに大筋合意したと、2024年10月14日付で共同発表した。
*デュー・デリジェンス・プロセスを完了しており、2024年11月に売却取引が完了する予定となっている。
トライデントCEOジョー・バンドラントは、最優先事項が、閉鎖ではなく引継ぎであり、従業員、船団に安心を与えることだと述べ、パシフィックとのスムーズな移行に取り組んでおり、来年2025年のAシーズンに向けた対応が十分に整っていると説明している。
パシフィックCEOフランク・ダルチッチは、コディアックの事業を拡大し、国内外の多様な流通チャネルを活用して従業員と船団にさらに多くの機会を提供できることに興奮していると述べ、これまでの全従業員を雇用する方針であることを明らかにした。
トライデントのコディアック工場では、スケトウダラ、サケマス、マダラ、オヒョウ、カレイ、メヌケ、カニ、ニシンを加工を行ってきた。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます