ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

韓国冷凍スケトウダラ市場 2024年輸入量13万9,250トン 前年比微減  リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

2025-01-10 14:39:08 | 日記

 

2025年01月10日

リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

[韓国冷凍スケトウダラ市場 2024年輸入量13万9,250トン 前年比微減]

昨年2024年、韓国の冷凍スケトウダラの輸入量は13万9,250トンで、前年2023年の14万70トンから1%の微減となった。

ロシア産が99%を占めている。

韓国国内卸売価格のインデクスとなるW/R(ラウンド)20kg/CSの2024年の年間平均価格は4万4,500ウオンで、前年2023年の4万9,000ウオンを下回った。

2016年から2024年までの動向は別グラフのとおりとなる。

2020年後半から2022年にかけ、ロシア産スケトウダラの主要仕向け先の中国のパンデミック(CV19)に対応した物流規制により、代替として一部、韓国が受け皿となり輸入数量が伸びた。

需給バランスに反し、2022年は、数量も大きく伸び、卸売価格も上がるという異例の年となったが、当該年、米国がスケトウダラのTAC設定を40万トン減らし、逼迫感から国際市場が高騰した背景があり、この影響を受けたものと報告担当者(原口聖二)は指摘する。

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ロシア ロット・パッケージ変更深海カニ投資目的漁獲割当オークション再実施設定  北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

2025-01-10 01:46:57 | 日記

 

2024年01月10日
北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
[ロシア ロット・パッケージ変更深海カニ投資目的漁獲割当オークション再実施設定]
ロシア極東海域の深海カニのベニズワイガニとトゲズワイガニについては採算性の低さが指摘され、漁獲割当オークションの不成立が続き、投資目的漁獲割当からこれを除外する法案も検討されてきた。
一方でロシア当局は、ロット・パッケージの構成を変え、2024年11月28日、当該オークションの実施を試みたが、やはり応札者がなく失敗に終わった。
これを受けロシア漁業庁は、2025年1月24日、スタート・プライスを10%引き下げ、再び、これを実施すると発表した。
参加申請受付期限は2025年1月21日となっている。
引き続き投資目的漁獲割当第1弾の枠組みにあり、オークションの落札者には全長50m以上のカニ漁船の建造が義務付けされることになる。
上場されるのは、採算性が低いとされる日本海のベニズワイガニとオホーツク海のトゲズワイガニで、漁獲可能量の50%x2ロットとなる。
これら以前、継続して上場されていたのは、当該漁獲可能量の16.666%x6ロットだったが、先に、2019年8月28日付政府命令第No.1918の附属書によって、ロット・パッケージの構成を変化させた。
ロシア漁業庁は2024年春に深海カニ漁獲割当オークション第1弾の落札者との資源利用契約解除をすべて完了している。 
2024年4月、深海カニ漁獲割当オークション第1弾の落札者"コルヴェト"(Корвет)社、“アムール・ルイブプロム”(Амуррыбпром)社との資源利用契約解除が最後となった。
低い採算性から、深海カニの漁獲割当は業界から敬遠されがちで、計6ロットに分割された当該漁獲割当の配分に7回にわたるオークションの実施を必要とした。
継続して上場されていた日本海のベニズワイガニとオホーツク海のトゲズワイガニの漁獲可能量の16.666%のパッケージ6ロットは、2020年10月30日に開催された第4回目のオークションにおいて、初めて沿海地方の“テフィダ”(Тефида)社が4ロットを申請、やはり、競争は成立しなかったものの、規則に基づき、スタート・プライスでこれを獲得した。
残枠となった深海カニ漁獲割当2ロットの第5回目のオークションが、2021年2月2日に開催されることになり、応札申請受付は同年1月28日が締め切りだったが、これにハバロフスク登記のアムール・ルイブプロム社1社のみが申請、同様に競争は成立しなかったものの、規則に基づき1ロットを獲得した。
最後の1ロットをめぐる第7回目の残枠オークションは、2021年5月31日、電子サイトで行われコルヴェト社が落札していた。
しかし、その後、テフィダ社については、2022年3月、ロシア独占禁止庁が、同社が米国資本により不当に管理されていると認定、その後、訴訟判決結果等、一連の経緯を受け、ロシア漁業庁が2023年7月、資源利用契約を打ち切っていた。

 

 

 

 

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ロシア漁業ニュースヘッドライン 2024年01月  http://kisenren.com

2025-01-10 00:00:00 | 日記

2025年01月10日

 

ユ-ザ-  各位

                                                                

拝啓 時下ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。

昨年末との合併号として、今年、初の配信をさせていただきます。

おかげさまで、当漁業ニュース配信も開始から28年目となりました。

本年も一層のお引き立て、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

敬具

(国際漁業対策事業部;原口聖二)

 

TopNews ロシア独占禁止庁 韓国合弁スケトウダラ漁業にメスを入れる

・ロシア漁業界 財務内容悪化等への対応 (ロシア漁業政策および漁業協定関連等外36件)

・漁船建造プロジェクト履行義務期限 更に延長へ(投資クオータ/漁獲割当オークション関連外17件)

・ロシア漁業者漁獲量 480万トン(12月24日)(ロシア漁業生産/貿易動向関連外25件)

・ロシア科学研究機関 2024年漁期 索餌ニシン操業を報告(スケトウダラ・マダラ・ニシン等操業関連6件)

・2024年漁期太平洋サケマス操業を完了する 23万5,450トン(太平洋サケマス操業関連外3件)

・2024年漁期 ロシア漁業者イワシ・サバ/サンマ操業概況(イワシ・サバ・サンマ操業関連18件)

・極東のカニ王アレッグ・カン組織的殺人有罪判決 上訴棄却(その他ロシア漁業関連情報等外17件)

・韓国冷凍スケトウダラ市場動向 2024年11月(韓国スケトウダラ市場関連)

・日本EEZ“またがり資源”韓国近海スルメイカ操業概況(韓国漁業関連外2件)

・英国 EU・ノルウエーと北海と周辺海域の漁業交渉に合意(ポスト英国EU離脱Brexit関連外1件)

・ヴェスタス 需要減で洋上タービン製造終了 300人削減(洋上風力発電と漁業 海外の経験外6件)

 

計154オリジナル報告

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