明後日の八月一日(土)午後、東洋大学の国際哲学研究センターで、同センターの客員研究員の一人である私が企画した研究会が開かれる。今年の三月初めに同センターから企画の依頼があり、集中講義の内容と重なってもいいのならと引き受けた。タイトルは、さっぱりと、「「種の論理」の可能性」とした。
研究会は三部構成。私と早稲田の立花史さんがまず続けて発表し、ディスカッサントとして参加してくださる明治大学の合田正人さんと発表者二人との間の討議の後、出席者全員での議論。同センターのスタッフの方が綺麗なポスター(こちらでご覧いただけます)も用意してくださった。
折角いただいた機会だから、田辺の「種の論理」を巡って、参加してくださる方々と大いに議論したいと思っている。そのためにもちゃんと叩き台なるような発表原稿を予め用意し、関係者に研究会前にお送りしておきたかった。ところが、浅学菲才如何ともしがたく、考え倦ねるばかりで、とうとう間に合わなかった。
今朝は四時起床、五色のラインマーカーで論点に応じて色分けされた田辺のテキストのあちこちを読み返しながら、パソコンの前に向かっているが、今日明日で発表概要とラフなスケッチを準備するのがせいぜいだろう。当日はそれを基に発表するしかない。しかし、少なくとも、論点を明確に提示し、議論の端緒を開きたい。