名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

山里の秋のお題はクマとコケ(きのこ)

2010年09月28日 | セカンドルーム

 

昨夜から激しく降り続いた雨も、午後遅くになってようやく止んだ。
夕暮れ時には青空も広がり、明日の天気は良さそうだ。
8月の猛暑と少雨は何かと影響が大きく、これにまつわる話題が多い。
先日林道を散歩していて、欅の木に登って実を食べていたクマを目撃したが、今日は「クマに注意!」の回覧板が回ってきた。


今年はクマの目撃情報が多く、人も襲われる事故が発生しているので、
 ・クマに出合わないために
 ・クマを人里に引き寄せないために
などの諸注意と、目撃した場合は高山市役所か、高山警察署へ連絡する旨の内容である。
いつもならドングリや栗の実が弾けてたくさん落ちているが、今年は実も小さく少ない。
山に満腹になるほどの餌が無いので、野生動物は人里へ下りてきて、就餌活動をするようだ。
冬眠まではまだ間があるので、散歩のときは腰の鈴を打ち鳴らし、大声で歌いながら林道を歩いた方がよさそうだ。

先日の地方紙に、高山卸市場にマツタケ500グラムが初入荷したと伝えていた。
例年なら3キロほどがセリに掛けられるが、今年は親指大の僅かな量のマツタケしか入らず、100グラム当たり15.300円で競り落とされたとのことだ。
どこの料亭が手に入れたのか分からないが、土瓶蒸しや焼き松茸をいくらで食べさせてくれるのだろうか。
市場関係者は、この高値ときのこ不足は記憶に無いと語っていた。
やはり8月の異常気象が、菌の生育を損なったようだ。
この付近の山は、松茸をはじめいろいろなコケが出るので、コケ採り名人は目の色を変えて山へ入るが、今年は採ったという話も聞かないし、山へ入る人の姿も見かけない。


去年は近所の人からいろいろなコケを頂き、贅沢三昧のきのこ尽くしを堪能したが、今年は期待しないほうがいいようだ。

コメント (4)
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