中日新聞の登山専門誌「岳人」は、9月号から、
アウトドア用品の「モンベル」グループへ移管された。
昭和24年の創刊から800号を数え、多くの登山愛好者に親しまれた月刊誌で、
高校山岳部にいた頃から愛読し、登攀記を読んで胸が高鳴り、
山行計画を立てる参考にしていたことを思い出す。
最近まで、特集記事や、知っている人の紀行文などが
掲載される都度、購入していた。
専門誌なので、ややマニアックで、過酷な冒険や探検の記事が多く、
家族や仲間とアウトドアを楽しむ人には、馴染みが薄くなってきた。
情報がスピーディーに得られるネット社会で、
月刊誌の活字を追う人も減少している。
編集長兼モンベル社長の辰野勇氏は、「登山の専門的な分野以外に、
山の文化や文学に興味を持つ読者もターゲットにしたい」と、述べている。
手にした「岳人」の表紙は、山の版画家・畦地梅太郎作「山男」で、
今までの堅いイメージに比べると、とても親しみやすい。
特集記事の「Seven Summits」~世界の最高峰 7つの物語を始め、
登山情報もコンパクトにまとめられていた。
モンベルの用具は信頼性が高く、安心して使っていたが、
新生「岳人」も、幅広い読者層を楽しませる新機軸を期待したい。
余談だが、9月号発売の新聞広告を、お盆前に見て、
近くの本屋へ行ったら、まだ入荷していないとのことだった。
予約を勧められたが、入る日も分からず、お盆明けまで
便が無いので、その後になるとのことだ。
入荷を確認して、また書店へ出向くのも面倒だし、早く読みたいので断った。
家に帰ってAmazonに注文を出したら、翌日にメール便で届いた。
送料無料で、カード決済で手数料も要らないし、スピーディーな処理がすごい。
町の書店が、この10年で半減したといわれているが、その理由が分かるような気がする。
婿ちゃんが尾鷲で、超大型アジを釣ってきたので、活き造りとタタキを作った
2家族が集まり、大皿に盛った料理が、瞬く間に食べ尽くした。
新鮮で脂の乗った大アジは、とても美味しかった。
夕方、ご先祖を送り火を焚き、盆飾りなどお供えを真菰で包み、
お寺へ収めて、賑やかなわが家のお盆が終わった。