名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

円空のふるさと美並へ

2014年08月24日 | 旅行


久し振りに東海北陸道を走って、奥美濃の美並町を訪ねた。


↑ 円空の歌碑

円空は、美濃国郡上郡美並村で、木地師の子として
生まれたと伝えられている。


↑ 長良川
美並町には、初期の円空仏から、晩年までの仏像が158体発見され、





その内の90体が、「円空ふるさと館」に収蔵・展示されている。


↑ 星宮神社


↑ 参道

いずれも、星宮神社や近在の農家などの所蔵で、虫食いや傷みも目立つが、
円空独特の荒々しい彫り跡や、優しい表情が伝わってくる。





円空街道と称する道路沿いには、円空彫刻愛好者たちの彫った像が並んでいる。



ふるさと館の前を流れる粥川は、名水百選に選ばれ、ここに生息するうなぎは、
鬼退治伝説の主役で、昔から獲って食べる人はいないと言われている。







林道を2キロほど上った先に、円空が修行をし、
仏像を彫った岩屋がある。



円空は腹が減ると、彫った仏像を前の谷川に流し、
それを見つけた村人が、食物を持ってきたという言い伝えがある。

清流と深い緑に囲まれた円空のふる里は、
歴史とロマンも秘めていた。
コメント (2)
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